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約8割の就活性が「内定時に配属先を知りたい」 しかし企業側は「難しい」

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月3日 17時15分

約8割の就活性が「内定時に配属先を知りたい」 しかし企業側は「難しい」

約8割の就活性が「内定時に配属先を知りたい」 しかし企業側は「難しい」

 新卒就活サービスを運営するi-plug(大阪市)は、2025年卒業予定の学生を対象に「配属先の希望に関するアンケート」を実施した。選考・内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいかとの質問に、80.1%の学生が「はい」と回答した。前年調査時から0.5ポイント、前々年調査時から約5ポイント増加していて、選考・内定時に配属先を知りたい学生は年々増加傾向にあることが分かった。

●配属先の部署を知らせてほしい理由は?

 選考・内定時に配属先の部署を知らせてほしい理由を尋ねた。最も多かったのは「入社までに配属先の部署を知ることで、働くイメージを持ちたいため」で73.6%、次いで「入社までに配属先の部署を知ることで、心の準備ができるため」が59.4%、「入社までに配属先の部署にあった勉強や資格取得をしたいため」が49.7%だった。入社までにできる限り心づもりをしておきたい学生が多いようだ。

 入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合に転職を考えるかの問いに、「すぐ考える」と答えた学生は9.8%だった。合わせて7割以上の学生が「分からない」「2~3年後に考える」と回答したことから、入社後の状況を踏まえた上で転職するか考える意向がうかがえた。

 希望部署に配属されるために取り組んだこと、取り組む予定のあることを聞いた。最も多かったのは「特に何もしていない」(39.0%)だったものの、「人事に希望を伝えた」と答えた学生が35.4%と数ポイント差だった。他に「大学でその領域を専攻した」(24.4%)、「アルバイト/インターンシップで希望部署に関わる業務を経験した」(15.4%)と、希望部署に配属されるためにさまざまな活動をする学生も多かった。

●「ジョブ型採用」について企業に聞いた

 企業を対象に実施した「ジョブ型採用(職務内容などを限定して採用する雇用方法)」の導入に関するアンケートでは、「(ジョブ型採用を)導入しない」と答えた企業が最多の37.6%で、次いで「未定」は36.1%だった。

 ジョブ型採用を導入していない理由を尋ねた。最も多かったのは「内定出しの時点では、配属部署を決めることが難しいため」で35.8%と、内定承諾者が確定してから配属部署を決める流れが推察できる結果となった。

 i-plugは今回の調査を通して、「事前に配属先を知りたい学生が約8割いて、大学の専攻や課外活動で希望配属先に関する取り組みを行っている学生が半数近くいる。この結果を見ると、職務内容や求めるスキルを限定して採用する『ジョブ型採用』は、学生にとって需要が高まっていると推察される一方、7割以上の企業が導入していないことが分かった」とコメントしている。

 今回の調査は、新卒就活サービスに登録している2025年卒業予定の学生を対象に、インターネットで行った。期間は9月3~5日、有効回答数は246人。

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