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生成AI活用で「間違いを恐れる」日本 米国に先越される

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月28日 7時25分

 また、日本では「何となく分からない」といった漠然とした不安や100%の精度を保証できないという理由から、リスクの小さな社内向けのユースケースにとどまっている傾向があるという。反対に米国では、リスクは承知の上で、積極的に外部向けサービスのリリースを目指す傾向があると三善氏は指摘する。

●日本企業に求められる変革は?

 生成AI活用で足踏み状態にある日本企業は、今後どう動くべきなのか。三善氏は「やり方を変えるしかない」として以下の3点を挙げる。

(1)挑戦する意欲のある人材に予算と権限を委譲して推進する

(2)適切なリスク分析と具体的な対策を検討する

(3)生成AI活用によりマネジメントを高付加価値業務へ

 (1)のように、パイオニアになることをためらわない意欲のある人材を推進責任者に据えることで、事例主義からの脱却を図ることが求められるという。(2)の観点では、100%の精度を求めるあまり、生成AIを活用しないことによる機会損失こそリスクと捉えるべきだと指摘する。(3)では、マネジメント層が積極的に生成AIを活用することで組織に意識変革をもたらすべきだと強調する。

 生成AI活用は、業務効率化といった社内向けのユースケースだけではなく、新規サービスによる新たな顧客体験価値の創出といった、より大きなインパクトをもたらす領域に目を向ける必要がありそうだ。

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