「名古屋メシを食べたい」→生成AIがLINEでお店を紹介 JR東海が実証実験

JR東海AIナビの公式キャラクター「ぽんすけ」

　JR東海は10月11日から2025年1月中旬にかけて、LINEを活用した名古屋駅での旅客案内サービス「JR東海AIナビ」の実証実験を実施する。ジェイアール東海情報システム（名古屋市）との協業で、駅利用者の体験向上が目的だとしている。

　JR東海AIナビは、大規模言語モデルを活用した自動対話型サービス。名古屋駅周辺のグルメ情報や観光情報、お土産情報、駅施設の案内などを、会話を通じて提案する。LINEで公式アカウント「JR東海AIナビ」を友だちに追加することで、トーク画面から利用できる。

　利用者には、初めて訪れる地で不安な人、空き時間で何をしようか困っている人、旅行に不慣れな人など、さまざまな理由で名古屋駅での案内を必要とする人を想定。

　今回の実証実験の結果を踏まえて、情報の充実やサービス範囲の拡大を検討したい考えだ。同社は、将来的には東海道新幹線の新たなサービスとして、旅行前や旅行中において、各駅施設案内、周辺観光地、グルメといった横断的な情報を、スムーズに調べられる顧客体験の実現を目指すとしている。