寝具メーカーの「着る寝袋」がヒット 羽毛布団の素材を使用

　寝具メーカー・日本毛織のグループ企業であるAQUA（横浜市）は、「着る寝袋」を企画・販売し、好調な売れ行きを見せている。2023年に発売した前身モデルをリニューアルした商品を応援購入サイトMakuakeで先行販売したところ、プロジェクト開始から2日で目標金額の2000％を達成した。

　寝具メーカーのノウハウを生かし、羽毛布団にも使われる軽くて暖かいダウン素材（ホワイトダックダウン70％とフェザー30％）を採用したことで、暖かさはそのままに本体重量を前身モデルの約50％まで軽量化した。「かさ高」を大きくとり、空気の層を多く含むことで暖かさが持続する特徴も備える。

●機能性も追求

　トイレ用の「バックダブルファスナー」の採用や、股下を長くすることで脚の可動域を広くし歩きやすさを改良するなど、機能性も追求した。「バックダブルファスナー」は、後ろに開き垂れさがる部分が邪魔にならないよう、前でループ止めができる仕様となっている。

　普段の洋服の上に着るだけで手軽に防寒対策ができることから、ルームウェアとしての使い方も訴求する。M、L、XLの3サイズでカラーはカーキ、ダークネイビー、パープルの3色展開。先行販売終了後の販売予定価格は2万4750円。