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Z世代は「Z世代向けマーケティング」が嫌い? どこに違和感を覚えるか

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月25日 7時10分

Z世代は「Z世代向けマーケティング」が嫌い? どこに違和感を覚えるか

「Z世代向けのマーケティング施策に関する意識調査」

 Z世代向けの企画・マーケティングを行う「僕と私と」(東京都渋谷区)は、全国の15~27歳の男女を対象に「Z世代向けのマーケティング施策に関する意識調査」を実施した。その結果、Z世代以外の人がZ世代について語る内容に「違和感を覚えたことがある」と回答した割合は55.4%に上ることが分かった。

 Z世代向け施策(SNS施策やインフルエンサー活用、推し活など)に対して「好きではない、違和感を覚える」と回答した人は18.2%で、「共感できた、好きだと思った」と回答した13.2%を上回った。

 Z世代はなぜ違和感を覚えるのか。最も多い回答は「年齢や世代で固定されたイメージが強化されてしまうから」で57.3%に上った。「Z世代というラベルを押し付けられている気がするから」(35.4%)、「トレンドに乗っただけで、実際には深く理解されていないと感じるから」(30.2%)などの意見が続いた。

●Z世代が期待する、自分たち向けの施策やサービスは?

 Z世代が自分たち向けの施策やサービスに期待することを聞いたところ、最も多かったのは「自分の興味や好みにあわせたもの」(37.6%)で、「トレンドに左右されない持続的な価値を提供するもの」(22.8%)、「Z世代という括りを意識しないで、個々の多様性や価値観に配慮した施策」(22.0%)が続いた。

 調査元の「僕と私と」は「Z世代に向けた発信を行う際は、メディアで報じられる画一的な特徴に流されることなく、きちんとターゲットに向き合って練り上げる必要がある」とコメントした。

 調査は、全国の15~27歳の男女を対象にインターネットで行った。期間は2024年9月27~29日、有効回答数は500人。

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