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「井上尚弥vs.グッドマン」を独占配信、狙いは? ドコモ社長に聞いた

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月7日 20時12分

 特に最近はアイドル系や芸能系のアーティスト、タレント、 アイドルの方々の推し活に合わせて、例えば(クレジットカードの)dカードと絡めたイベントを開催しています。店頭でイベントをして、そこでdカードの契約をした方に特典を提供する取り組みも実施しています。他にもd払いで支払ったり、dポイントがもらえたりといった金融の手段もあります。

 そうなると、推し活のコンテンツ販売そのものを、当社のサービスで決済していただくことになるわけです。ご存じの通り、推し活をする方は、かなりのお金を活動に使われます。一例ですが、決済の取り扱いの中では、こうした効果も現れています。そういった形で、波及効果は見えてきていますから、この調子で進めていきたいと考えています。

――「2023年 Lemino年間ランキング」では井上選手の試合が1位でした。井上選手の試合を配信した直後から、レミノの有料会員が急増するとかドコモの契約者が急に増えたとかといったことはありましたか?

 そうなればいいですよね。まず井上選手の試合を配信した後に、有料会員向けに、いろんな関連コンテンツを制作して、提供しています。それによって有料会員に転換する効果は、もちろんあります。 そこはもっと広がればいいと考えています。

 ただ、レミノだけではなく、先ほどの金融サービスや他のサービスとも、もっと連携を強めて顧客を増やしていきたいと思います。いずれにせよ当社のコンテンツの中で、井上選手の試合が最も多くの利用者を獲得できることは間違いありません。しっかりビジネスとしても活用できるようにしていきたいと考えています。

――今回はどの程度の視聴者数を獲得したいですか。

 もちろん、たくさん取りたいですけどね。クリスマスイブの配信ではありますが、できれば過去最高くらいの人に見てもらえればいいなと思います。

――来年は井上選手のさらに大きな試合を、多くの人が期待すると思いますが、レミノは独占配信権を獲得できるのでしょうか? 自信の程はいかがですか。

 「自信がある」と言わせていただきたいですね。もちろん素晴らしいコンテンツですから、皆さん(他社)も欲しいと思っていて、引き合いは多いと思います。 ただ今回、いろんな協力関係を作らせていただいていますので、ぜひ当社も前向きに考えたいですし、(プロモーターも)前向きに考えていただきたいなと思っています。

●「コンテンツそのものの部分にビジネスチャンスを広げたい」

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