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高輪ゲートウェイ駅前に「文化創造棟」が誕生、どんなところになる?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月31日 12時9分

高輪ゲートウェイ駅前に「文化創造棟」が誕生、どんなところになる?

高輪ゲートウェイ駅前に「文化創造棟」、2026年春に

 JR東日本文化創造財団は、品川車両基地跡地で開発を進めているJR高輪ゲートウェイ駅直結の街「TAKANAWA GATEWAY CITY」の一環として、2026年春に開館予定の文化創造棟の名称を「MoN Takanawa:The Museum of Narratives」(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)に決定した。

 MoN Takanawa:The Museum of Narratives(以下、MoN Takanawa)という名称には、さまざまな分野をつなぎ、新たな自分と出会う門として「MoN」、未来へ向けて物語を集め、知をつなぐ「Museum」、伝統と未来をつなぎ、新たな物語を100年先へという「Narratives」の3つの意味を込めた。

●施設の全容は

 MoN Takanawaは、地上6階・地下3階建ての複合文化施設。約1200人収容のライブ・パフォーマンス空間、約1500平方メートルの展示室、約300平方メートルのオルタナティブスペース、約200平方メートルの畳スペースを備え、展覧会、ライブ・パフォーマンス、各種イベントなどを実施する予定だ。

 スパイラル状の建物は全体が緑に覆われていて、屋内外がシームレスに混じり合っているのも特徴。館を彩る植栽のほとんどは日本の在来種で構成され、四季の移ろいを楽しめるようにした。各フロアはゆるやかなスロープでつながっていて、歩いて屋上庭園まで移動も可能。展示室や客席だけでなく、出演者が利用するバックステージもバリアフリーに対応する。

 屋内と屋外はゆるやかに連携し、多目的な利用が可能なBOX(ボックス)と名付けた大小3つのスペースと約100畳の畳スペースでは、さまざまなプログラムを実施。アートとサイエンス、アカデミックとエンターテインメント、リアルとバーチャルなど、既存の分野・領域の壁を越えたプログラムを予定しているという。屋上庭園、レストラン、ホワイエ、電車が見えるスロープ、アナログ展示を行うメディアシェルフなど、共用スペースも活用する。

 2階のBOX300(約300平方メートル)は、壁が開閉する自由な実験空間。夜はDJやパブリックビューイングなどのイベントも開催する。

 5階のBOX1500(約1500平方メートル)は、シーズンテーマを代表するプログラムを体験できる大規模展示空間。展示のみならずイベントの実施も可能とした。

 地下3階のBOX1000(約1000平方メートル)は、着席最大約1200席、スタンディング約2000人を収容でき、ステージ全面にLEDが設置された最新のシアター空間。演目に合わせて客席数を変更でき、自由な舞台レイアウトを可能とした。配信やアバターで、遠隔地からも楽しめるプログラムも展開する。

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