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「物価高×平日」で苦しい今年のクリスマス ファミマが仕掛けるコスパ・タイパ両立の施策

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月8日 16時10分

 平日クリスマスに対しては、タイパを意識した施策を打ち出す。自宅で過ごす人のうち、約6割は「近くの店で総菜やテークアウトを活用する」と回答。橋本氏は「『自分で作れないものを食べたい』『(平日のため)料理や準備するのが面倒』としながらも、クリスマスにおいしいものを食べたい意向が強い」と分析する。

 こうしたニーズに対応するため、銀座の人気イタリアンレストラン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」監修の「サラダオードブル」や、サンドイッチとパリジャンサンドを盛り合わせた「クリスマスパーティーサンド」(いずれも2380円)、12個中2個にはわさびが約3グラム入った「ドキドキ手まり寿司」(1280円)など、パーティーメニューを用意した。橋本氏は「コスパ派、タイパ派などそれぞれの予算や過ごし方に合わせて、商品を組み合わせる『アレンジクリスマス』を提案する」と話す。

 物価高かつ平日と、例年に比べて厳しい状況の今年のクリスマス。売り上げに関しては、前年以上を目標としている。コスパ、タイパの両方を提案するファミリーマートのクリスマスは、消費者の支持を得られるか。

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