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「絶滅の危機」をフル活用 くら寿司が回転レーンをパレードする新サービスを打ち出したワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月16日 8時5分

 ぐるなびの調査によると、ハレの日のお祝いで外食したいメニュー1位に寿司がランクイン。また回答者の約半数が3カ月に1回は、ハレの日のための外食をしていることが分かった。「そこで、弊社の強みである『回転レーンで“リアルに回す”』ことと、ハレの日需要を組み合わせた新サービスとして、プレゼントシステムを導入することにしました」(岡本氏)

 くら寿司は、寿司を新鮮かつ安全に回転させるため、抗菌寿司カバー「鮮度くん」を2011年から設置。2023年にはレーンを回る寿司皿の不審な動きをAIカメラで検知する「AIカメラシステム」も導入し、安心・安全をアピールしてきた。

 岡本氏は「リアルに回すことは回転寿司の存在意義」と力説。「コロナ禍や不適切動画の影響から、今やリアルに回る回転寿司は絶滅の危機にある」としたものの、リアルに回す点を強化することで差別化を図り、さらなる顧客獲得を狙う。

 プレゼントシステムはまず、土日祝の限定メニューとして開始。東京は7店舗、大阪は3店舗の計10店舗に導入し、2025年春には全国展開を目指す。くら寿司のパレードのような新サービスは、お客を店舗に呼び込む起爆剤になるか。

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