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年間ボーナス、平均106.7万円 若手は増加、40・50代は減少

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月26日 13時45分

年間ボーナス、平均106.7万円 若手は増加、40・50代は減少

内部監査職が大きく順位を上げた

 パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」が、ボーナス平均支給額に関する調査結果を発表した。2023年9月から2024年8月までの1年間における年間ボーナスの平均支給額は106.7万円で、前回調査から0.4万円減少した。

 ボーナスの内訳は、冬季が50.4万円(前回比0.3万円減)、夏季が51.0万円(同0.2万円増)、その他が5.3万円(同0.3万円減)となった。ボーナス支給額が「増えた」と回答した人は38.9%で前回の34.0%から4.9ポイント上昇し、「減った」と答えた人は17.8%で、前回の20.7%から2.9ポイント減少した。

●最もボーナスが高い職種は?

 職種別では内部監査職が188.6万円で1位となり、前回21位から順位を上げ、支給額は53.4万円増加した。2位は法務・知的財産・特許職(177.7万円)、3位はリサーチ・市場調査職(173.2万円)で、上位3位を「企画・管理」系職種が占めた。

 年代別では、20代と30代で支給額が増加し、40代と50代では減少した。20代は3.9万円増の74.8万円、50代は5.6万円減の123.9万円となった。年間100万円を超える支給額の割合は全体で48.5%(前回比0.4ポイント増)で、50代が54.9%と最も多く、40代が50.0%、30代が47.7%と続いた。

 doda編集長の桜井貴史氏は「若手人材の獲得競争激化を背景に、企業が若手の待遇改善を優先している可能性がある」と指摘。全ての年代で、ボーナスの使途として「生活費の補填」や「金融商品への投資」を選ぶ割合が増加したことから、将来への不安から貯蓄志向が強まっている実態もあるとした。

 調査は、20~59歳のビジネスパーソン1万5000人にインターネットで実施した。調査期間は2024年8月5~8月13日。

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