銀のさら運営元が「セルフサービスの十割そば屋」岐阜市に1号店、寿司も提供 狙いは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月26日 16時3分
銀のさら運営元が新事業のそば屋を開始
宅配寿司「銀のさら」を展開するライドオンエクスプレスは12月9日、そばをメインとした新業態「最上(もがみ)製麺」を岐阜市にオープンする。つなぎを使用しない「十割そば」をセルフサービスで提供するほか、天ぷらやすしも扱う。
●「イートイン主体」の店舗は初めて
そばのメニューで最も安いのは「ざる蕎麦(並)」で480円。握りずしは200円から、天ぷらは120円から提供する。そばを低価格で提供し、すしや天ぷらを自由に組み合わせることで、オリジナルの和食セットを楽しめるようにする。
同社では銀のさらのほか、「すし上等!」や「釜寅」など、和食のデリバリー事業を展開している。過去にはイートイン利用も可能な「銀のさら」を岐阜市で1店舗のみ運営していたが、イートインを主体とする店舗は今回が初めてだという。主力の銀のさらの事業を生かした新業態により、新たな顧客層の獲得を狙う。
●セルフサービスで低価格帯に
岐阜市は同社の社長の出身地で、銀のさら1号店の出店場所でもある。新事業に進出するにあたっては、「和食」のブランドイメージを意識した。すしとの相性がよく、できたての味を提供できる業態として「そば屋」を選んだとしたという。広報担当者は「セルフサービスとすることで人件費を削減し、手ごろな価格で十割そばを提供できるようにしました」と話す。
次の出店は未定で、1号店はトライアルという位置付けだ。銀のさらの事業を生かした新業態は、他の地域にも広がるか。
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