一風堂が福岡空港に旗艦店、「1900円」の限定メニューも “ラーメン激戦区”に出店する狙いは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月1日 11時40分
外観イメージ(出所:ニュースリリース、以下同)
ラーメンチェーン「一風堂」を運営する力の源ホールディングスは12月6日、福岡空港に「一風堂 大名本店別館」をオープンする。福岡県内では14店舗目の出店で、国内の空港内の店舗としては「一風堂 成田空港店」(千葉県成田市)に次ぐ2店舗目となる。店舗限定のメニューを充実させ、地元客や観光客の取り込みを図る。
●店舗限定メニューを強化
オープンする場所は福岡空港国内線ターミナル3階の、ラーメン店が集まるスペース「ラーメン滑走路」。一風堂の発祥の地である、福岡の玄関口に出店することから、旗艦店として「創業時の味わいを守りつつ、新たなラーメン文化の魅力を発信する」という。店内では、一風堂の歴史や博多の文化を感じられるフォトパネルを展示する。
ラーメン滑走路ではすでに、全国の人気ラーメン店8店舗が営業しているが、一風堂では店舗限定メニューを充実させることで差別化を図る。
常設の店舗限定メニューとしては、福岡・糸島産の食材をトッピングしたラーメン「ITOSHIMA」(1900円)を目玉に据える。糸島産の豚肉を使った3種類のチャーシューなど、上質な食材や調味料をふんだんに使用していることから、他店舗の限定ラーメンと比べても高価格のメニューとなっている。広報担当者は「プレミア感を楽しんでいただきたい」とコメント。
そのほか、明太子や辛子高菜を詰め込んだお重「博多まつり重」(980円)や、基本メニューの「本店白丸」(900円)、「本店赤丸」(980円)を用意する。
●期間限定メニューも
また、期間限定の店舗限定メニューも用意。第1弾として、一風堂がお冷の代わりに提供しているノンカフェイン茶「ルイボスティー」を使用したラーメン「ルイボスとんこつ」(1300円)を提供する。
同社では近年、福岡市周辺や関東圏を中心に、既存店舗の近郊に出店をすることで商圏の確立を目指す「ドミナント戦略」を強化している。広報担当者は「今後もロードサイドや商業施設、公共施設などで、積極的に展開を予定しています」とコメントしている。
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