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ドンキの“動けるこたつウェア”が「すっぽりかぶれる」仕様に進化! 温かさと軽量化をどう両立させたのか

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月30日 9時20分

ドンキの“動けるこたつウェア”が「すっぽりかぶれる」仕様に進化! 温かさと軽量化をどう両立させたのか

2024年の「こたつウェア」はどんな商品に?(提供:ゲッティイメージズ)

 ドン・キホーテがPB商品として販売している「こたつウェア」が定番化しつつある。こたつウェアは、胸元から足先までを覆う毛布の中にヒーターを内蔵した、着るタイプの暖房器具。消費者の声を受けて年々改良を続けており、2024年にはその形状を“一変”させたという。

●ダメ出しで「動ける」タイプに

 こたつウェアは、ドン・キホーテがホカロンとの共同開発商品として企画した。2022年に発売したところ、「エアコンより少ない電力で身体を温めたい」という節電ニーズから人気商品に。近年の電気代高騰も追い風となった。

 当初、電源はコードタイプだったが、消費者からの「コードの長さ分しか移動できず不便」というダメ出しを受けて、2023年にUSBタイプに変更。胸元のポケットにモバイルバッテリーを入れる仕様とした。

 コード部分をなくしたことで、1万1800円から9980円と約2000円の値下げにも成功している。

●肩まで覆うのに軽量、なぜ?

 2024年のこたつウェアはどのように進化したのか。最大の変化は「すっぽりかぶれる」というその形状だ。それまでのこたつウェアはサスペンダー型で、身長に合わせてボタンで肩ひもを調整する仕様だった。しかし、消費者からの「肩が寒い」という声を受けて、肩まで覆われた毛布から、手と頭だけを出す仕様に変更。名前も「すっぽり #動けるこたつウェア」とした。

 肩の温かさを確保した一方で、テレワークでの仕事や洗い物などの家事をする際にもそのまま着用できるよう、袖の丈は短めにした。こうした工夫や留め具などの重さがなくなったこと、素材も合わせて変えたことから、重量15%削減。従来の商品に寄せられていた「もう少し軽くしてほしい」という要望にも応えることができたという。

 本体のサイズは120(幅)×105(奥行き)センチで、対応身長は135~180センチ。ヒーターは表側に4面搭載しており、2面ずつ電源を入れられるようにすることで、部位に合わせた温度調節を可能とした。また、USBタイプの電源も継続している。

 発売してから3年が経過した同社のこたつウェア。今回のアップデートは、消費者の支持を得られるか。

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