「大豆臭を完全に除去」牛肉より安い代替肉、スタートアップが開発
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月11日 13時5分
左から、ネクストミーツ研究員/理工学博士 パトゥク・イアロスラブ氏、代表取締役 石塚孝一氏、取締役/ファウンダー 佐々木英之氏(編集部撮影、以下同)
代替肉の企画・開発を手掛けるスタートアップ企業ネクストミーツ(北海道ニセコ町)は、植物性無添加代替肉の新商品を開発したと発表した。12月から法人向けに卸売りを開始する。新製法により価格を牛肉よりも抑え、大豆の香りを取り除くことに成功したという。
新商品「NEXT ビーフ」は、同社の既存商品「NEXT カルビ」の食べ応えに「NEXT ハラミ」のジューシーさを追加した商品だと説明する。肉感、厚みが増したことで料理の幅が広がり、ハンバーガーやタコスなどにも利用できるようになったという。
また、価格については「牛肉・豚肉・鶏肉のいずれよりも安い価格で提供できる」としている。
製法の開発に当たって、岩手大学工学部と共同研究を実施。水分を飛ばす技術や代替肉を抽出する「ノズルダイ」の開発を通して、肉の食感・品質の改善を追求した。
当面は業務用として、都内の飲食店、産業給食、インバウンド(訪日客)向け施設などに卸売りし、ニーズがどこにあるのか見極めていくという。
●輸入牛肉を十分にカバーできる?
代替肉の生産・供給力について、ネクストミーツ代表取締役の石塚孝一氏は「機械1台で1日あたり10トンの製造が可能。機械100台をフル稼働させれば、輸入牛肉の半分に相当する量をつくれる」と説明する。
石塚社長は加えて、代替肉がこれまで広まらなかった背景に「おいしくなかった」ことと「価格が安くなかった」ことがあったと指摘。その上で同商品は「大豆の臭みを完全に取り除くことに成功した」と味における自信を語り、加えて常温保存が可能になったことで輸送コストを下げられることから、「中東・アフリカにも販路を広げられる」と展望を話した。
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