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ドンキ、初の「ドンペン」福袋 企画会議に9人の「一般参加者」

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月15日 13時5分

ドンキ、初の「ドンペン」福袋 企画会議に9人の「一般参加者」

ドン・キホーテ渋谷本店(提供:ゲッティイメージズ)

 ドン・キホーテを運営するPPIHは12月2日、公式キャラクター「ドンペン」のグッズ4点とギフト券が入った「ドンペンの福袋2025」の予約受付を開始した。ドンキのキャラクターとしてなじみ深いドンペンだが、福袋を発売するのは今回が初めてだという。担当者に企画の背景を聞いた。

●きっかけにファンの声募るイベント

 ドンペンの福袋の価格は1万円。ドンキ独自の電子マネー「majica(マジカ)」のギフト券1万円分のほか、フィギュア、ステンレスマグカップ、マウスパッド、エコバッグという4点のドンペングッズを詰め合わせた。

 広報担当者によれば、企画のきっかけは「ドンペンサミット」というイベントだ。これは全国から集まったドンペンファンと同社の社員がドンペンについて語り、新商品の企画を行うというもので、2023年から年1回開催している。

 2023年開催の第1回では、まずドンキが公式X(元Twitter)アカウントで「ドンペン生誕祭の新しいグッズのアイデアを募集しています」と投稿。寄せられた反応を見て、同社社員がアイデアの内容と過去の投稿内容などを分析し、企画会議に参加してもらいたいと思う人に直接メッセージを送る、という形で9人の参加者を集めた。

 会議ではファンの目線で「欲しい」と思える商品のアイデア出しを実施。「推し活グッズ」「身の回り身に着けグッズ」「ドンコグッズ」の3つのテーマに合致するアイテムを選定し、これまでにアクリルスタンドや折りたたみミラーなどを発売してきた。

●日常的に触れられるアイテムに

 ドンペンの福袋も、2023年のドンペンサミットで集まったファンの意見を参考に企画。マグカップやマウスパッドといった日常使いできる実用的なアイテムをラインアップした。フィギュアについても「ぜひデスク周りに飾って毎日見てほしい」という狙いから、小さめのサイズで開発したという。担当者は「ドンペンを多くの人に知ってもらい、好きになってもらえれば」とコメントした。

 同社は今回、ドンペンの福袋を2025個限定で用意。事前抽選の応募は12月15日まで受け付けており、当選者は2025年1月1~7日に、選択した購入店舗で購入できる。

 商品に対して積極的に“ダメ出し”を募る口コミサービス「マジボイス」を立ち上げるなど、顧客の声を取り入れてオリジナル商品の強化を続けるドンキ。「ドンペンの福袋」も、同社のブランディング強化につながる商品となるか。

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