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Amazon創業者が与えた助言 “生成AI戦争”で重視すべき指標とは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月28日 14時25分

Amazon創業者が与えた助言 “生成AI戦争”で重視すべき指標とは?

Amazon.comの共同創設者のジェフ・ベゾス氏

 生成AIを活用したAIチャットボット型の検索エンジン「Perplexity」(パープレキシティー)。インターネット上からの情報源を用いて回答を生成し、回答文中に根拠となる情報源を引用する機能を持つ。その回答の早さと精度から、Googleに代わる検索エンジンとしても注目を集めている。ウォールストリートジャーナルが5月に発表した調査では、PerplexityがChatGPTやGeminiを抑える形で、AIチャットボット人気ランキング1位となった。

 Perplexityは2022年8月に設立された。2015年12月設立のOpenAIや、2021年1月設立のAnthropic(アンソロピック)などの生成AIスタートアップと比べても後発にあたる。一方でPerplexityは、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏や、NVIDIAから出資を受けていて、新進気鋭の生成AI企業として期待が集まっている。国内では6月、ソフトバンクが提携した。

 既にレッドオーシャンとなっている生成AI開発競争の中で、企業はどうすれば生き残れるのか。前編記事に引き続き、Perplexityのドミトリー・シェヴェレンコCBO(最高事業責任者)に聞いた。

●ジェフ・ベゾス氏の助言の真意は? 会社の健全性を測る指標

――Perplexityのビジネスモデルは、有料版の提供によってマネタイズしていく形なのでしょうか。

 その通りです。現在、Perplexityは主に3つのバージョンを提供しています。1つめは無償版。次にソフトバンクがユーザー向けに1年間無償で提供している「Perplexity Pro」。これはソフトバンクユーザー以外の人には、有償で提供しています。そして法人向けの「Perplextiy Enterprise Pro」があります。

 そしてもう1つ、PerplexityのAPIを法人に提供することも、われわれのビジネスモデルにしています。このAPIのビジネスモデルも非常に伸びています。このPerplexity ProとPerplextiy Enterprise Pro、APIの3つで主にマネタイズしています。これらに加え、4本目の柱として、米国でいくつかのブランドとのパートナーシップを通じて、広告を展開しています。今後は広告も収入源になっていくと思います。

――今後はエンタープライズでの利用も伸びていくと思います。企業はPerplexityを使うと、どんなことができるようになるのでしょうか。

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