日産グループ、半年で国内取引先が5%減 リストラなど合理化策でサプライチェーンに影響拡大も?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月18日 5時10分
苦戦が続く日産自動車グループ(画像出典:ゲッティイメージズ)
日産自動車グループの苦戦が続いている。東京商工リサーチが調査結果を発表し、1~10月の国内生産は54万5105台で、前年同期比7.4%減だった。12月9日時点の国内取引先数は1万3283社と、6月の調査(1万4045社)から半年で762社減少している。11月にグローバル生産能力の20%削減、人員9000人削減を発表したが、合理化策によっては下請けや取引先まで影響が広がる可能性がある。
取引先を産業別に見ると、最も多いのは「製造業」で5139社。6月(5505社)から6.6%減少した。2位は「卸売業」の3104社、3位は「サービス業他」が1891社で続いた。1次の仕入先では「製造業」の1088社、販売先では「小売業」の420社、2次の仕入先と販売先ではそれぞれ「製造業」(仕入:4123社、販売:737社)がそれぞれトップだった。
都道府県別の取引先では、「東京都」が3949社で最も多かった。次いで、同グループの本社がある「神奈川県」が1757社、自動車部品メーカーが集積する「愛知県」が1350社という結果に。
そのほか、主力工場のある「栃木県」が280社、エンジンを生産するいわき工場が位置する「福島県」が103社で上位に入るなど、取引先は全国に広がり、複層的なサプライチェーンを構築している。
日産グループの2024年3月期有価証券報告書にある国内連結子会社、および三菱自動車工業を含めた持分法適用会社の18社の1次、2次取引企業から抽出し、集計した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダと日産の取引先3万5千社 部品共通化影響か、下請け淘汰も
共同通信 / 2024年12月18日 17時27分
-
【2025年以降の業種別倒産発生予測ランキングを発表】1位の輸送用機械器具製造業、2位の各種商品小売業は36社に1社が倒産可能性あり
PR TIMES / 2024年12月18日 12時0分
-
「生産能力2割減、9000人の人員削減」日産は復活できるのか…"ルノーとの縁切り"に注力しすぎた経営陣の失敗
プレジデントオンライン / 2024年12月6日 10時15分
-
大失速の日産「ゴーンの呪い」いまだ抜け出せず? V字回復に向けた急務とは
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月28日 5時45分
-
日産、タイで人員削減や配置転換 約千人、中国勢のEVに押され
共同通信 / 2024年11月22日 17時34分
ランキング
-
1急増の「小さな葬儀」"意外なトラブル"に要注意だ 人気の「家族葬」メリット・デメリットは?
東洋経済オンライン / 2024年12月18日 11時0分
-
2日産株、ストップ高で終了 ホンダ統合協議入りに期待
共同通信 / 2024年12月18日 18時34分
-
3ホンダと日産が経営統合へ協議、三菱自動車の合流も視野に…不安要素は「日産の経営状態」
読売新聞 / 2024年12月18日 10時42分
-
4なぜ、イケアは激安“50円”ソフトクリームを提供するのか?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月18日 7時20分
-
5訪日客、年間最多を更新=1~11月で3337万人―円安追い風・日本政府観光局
時事通信 / 2024年12月18日 19時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください