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「携帯キャリアとキャリア格安ブランド」の利用実態 つながりやすさへの不満は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月31日 9時36分

「携帯キャリアとキャリア格安ブランド」の利用実態 つながりやすさへの不満は?

「2024年携帯キャリア/キャリア格安ブランド」利用実態は?

 5G対応機種端末(5Gスマホ)の利用率は約8割。オリコンが「2024年携帯キャリア/キャリア格安ブランド」ランキングで、10367人(携帯キャリア:8464人/キャリア格安ブランド:1903人)を対象に集計した利用実態データによって明らかとなった。

 5Gスマホの利用状況について「利用している」と回答した人は、携帯キャリア利用者が83.7%、キャリア格安ブランド利用者が76.1%だった。

●「別の通信会社への乗り換えを検討」 最も多かったのは?

 携帯キャリア利用者の「契約中の料金プラン」については、「データ使い放題(無制限)ではない」(43.5%)が最も多かった。次いで「データ使い放題(無制限)だが毎月3GB以上20GB以下で利用している」(25.2%)、「データ使い放題(無制限)で毎月20GB以上利用している」(23.9%)となった。約半数の人が通信データ量を気にせず利用できるプランを選んでいることが分かった。

 携帯キャリアの5Gスマホ利用者7084人に「5G料金プラン契約状況と5G利用状況」を尋ねると「5G料金プランを契約しており自動で5Gを利用している」(72.6%)と回答した人が最も多かった。

 「利用している回線のデータ通信のつながりやすさ」については「5G料金プランを契約しており自動で5Gを利用している」人の75.3%が「つながりやすいと感じる」と回答した。

 一方「5G料金プランは契約していない」人は、69.6%が「つながりやすいと感じる」と回答した。5G料金プラン契約者と非契約者の「つながりやすいと感じる」割合の差は5.7ポイントだった。

 総務省の端末別の市場動向によると、国内の5Gスマホの出荷台数は、2021年で1753万台(前年比67.7%増)。また、2024年以降は5Gスマホの出荷台数が100%に達し、2027年度には3218万台まで拡大すると予測されている。

 「別の通信会社への乗り換えを検討しているか」については、「かなり検討している」と「やや検討している」の合計の割合が、携帯キャリア利用者で16.6%、キャリア格安ブランド利用者で20.2%となった。

 「乗り換えを検討している理由」で最も多かったのは、携帯キャリア利用者が「毎月のデータ料金が高いから」(47.4%)、キャリア格安ブランド利用者が「通信(データ)品質が不安定だから」(27.3%)だった。

●新品or中古 どちらを使用している?

 円安の影響などによるスマホ端末の高騰などに伴い、近年では各通信キャリアの端末において新品だけでなく、キャリア認定済整備品などの中古品も正規販売されるようになった。「現在利用中のスマホ端末が新品か中古品か」について「中古品を利用している」と回答した人は、携帯キャリアが3.4%、キャリア格安ブランドが6.4%だった。

 「どのような中古端末を購入したか」について、携帯キャリア利用者では「通信各社の認定整備済製品」(21.1%)、キャリア格安ブランド利用者では「中古品取扱専門店の中古リユース商品」(31.1%)が最も多い結果となった。

 調査は、携帯キャリア利用者8464人、キャリア格安ブランド利用者1903人を対象にインターネットで実施した。期間は7月24日~8月14日。

(小松恋)

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