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日本HP社長に聞く「2024年はどんな1年だった?」 AI PCの行く先

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月13日 18時38分

日本HP社長に聞く「2024年はどんな1年だった?」 AI PCの行く先

日本HPの岡戸伸樹社長

 生成AIをPC本体に組み込んで性能を向上させたAI内蔵PC(AI PC)が、広がりを見せている。PCや周辺機器などを扱う米HPは、AI搭載の個人向けPC「OmniBook」を、法人向けには「EliteBook」を販売するなど、積極的に製品にAIを取り込む。

 IDC Japanの調査で、国内PC市場におけるブランド別シェアで2年連続首位を獲得したのが日本HPだ。岡戸伸樹社長は2024年年初の事業戦略記者説明会で「2024年はAI PC元年になる」と宣言していた。岡戸社長に2024年のAI PCについて振り返ってもらった。

●AI市場の盛り上がりを体感 渋谷で得た「驚きの声」

――社長がおっしゃられていた通り2024年は「AI PC元年」だったかと思います。2024年は日本HPにとってどんな年でしたか。

 2024年5月にはChatGPT-4oが出てきました。AIが市民権を得たと言ったら変かもしれませんが、やはり非常にAIの市場が盛り上がりを見せた1年だったと思います。当社もAI PCをローンチできて、非常に好評をいただいています。その意味で非常にいいスタートが切れている状況です。

――AI PCはメディアでもかなり取り上げられました。AI PCに対する顧客の反応や需要をどう感じていますか。

 AIに対する関心は非常に高いと感じています。実は当社も東京都渋谷で1カ月間、AIが体験できるポップアップストアを展開し「HPのAI PCで、なりたい自分を、起動しよう。」というメッセージを発信しました。

 AI PCの機能や性能などを使い、通常ではできなかったクリエイターのような仕事ができるようになるといったことが体験できるスペースを作ったのです。

 渋谷という立地もあって比較的若い世代の方々が多く来場されていたのですが、テクノロジーへの感度は高かったですね。 AIについてはよく知っている方が多い一方、実際にAI PCをリアルに体験していただくと「こんなことできるんだ」と実感していただくことが多かったです。

 目に見える形でAI PCへの反応が非常に増えているので、これから先も明るい未来といいますか、「AI PCの市場が大きな成長を見せる」という手応えを感じています。

(アイティメディア今野大一)

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