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社会人の勉強法 「オンラインサロン」だけは避けるべき、これだけの理由

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月14日 8時10分

 といったリアクションしかとりようがない。

●理解レベルが低い人は「カモ」にされる

 「今日も勉強になりました。ありがとうございました」

 これぐらいの感想しか言えない人は、まずそのテーマにおける知識やノウハウをしっかり勉強した上で、あらためてコミュニティーやオンラインサロンに参加するようにしよう。

 勉強しているかどうかは、記憶している知識量で測ればいい。単に知識が増えればいいわけではないのは分かっている。しかし体系的な基礎知識がない限り、知識と経験がつながって新たな知見や知恵が生まれることはないのだ。

 理解が足りないと、コミュニティーやオンラインサロンの頂点に君臨するオーナーの「養分」にされてしまう。いつかは成果が出ると信じて高い会費を支払い続けることになる。

 それどころか、交流会で理解レベルの高い他メンバーの格好の営業ターゲットになることも多い。別のコミュニティーに誘われたり、高額の情報商材を売り込まれる可能性もある。つまり「カモ」にされるわけだ。

●「ダム勉強」を意識する

 私が理想として奨励するのは「ダム勉強」だ。松下幸之助が提唱した「ダム経営」と同じ発想だ。

 必要なときに必要な分だけ勉強するのではなく、普段から勉強を通じてある一定量の知識やノウハウを常に蓄えておくこと。これがダム勉強だ。お金と同じで、知識やノウハウ資産に余裕があれば安心だ。ここぞというときに蓄えられた知識やノウハウを有効活用できる。

 だから、「社会人の学び」では、理解レベルがある程度の水準に達するまでは、少しばかり負荷がかかっても必須でやるべきだ。知識量を増やすことに力を注ごう。

 勉強は受験や資格対策と比べると分かりやすい。同じ目標を持つ人と集まって情報交換するのもいいが、基本的には一人でやるものだ。そこは学生も社会人も同じ。勉強は孤独な作業であり、自分との戦いなのである。

【編集部注:この記事は、横山信弘氏の著書『トップコンサルタントの「戦略的」勉強法』(翔泳社、2024年)に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです】

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。

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