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「無印×書店」が誕生 世界最大のMUJI店舗に、どんな本屋ができるの?

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月20日 17時2分

「無印×書店」が誕生 世界最大のMUJI店舗に、どんな本屋ができるの?

世界最大の無印良品に、大型書店が誕生

 日本出版販売(東京都千代田区)は、共創型モデル店舗の「橿原書店」を3月1日に開業する。イオンモール橿原(奈良県橿原市)にオープンする世界最大面積の無印良品内に出店し、書店と無印良品をシームレスにつなぐ店舗として展開する。

 橿原書店は、書店としての専有部分だけでなく、無印良品のエリアでも、本や地域商材を販売する。無印良品の商品と書籍約10万冊が並び、共通のレジで買い物ができる仕様とした。

 また、「本と喫茶」エリアとして「Cafe&Meal MUJI」が隣接しており、共用座席スペースでは地域食材のメニューやコーヒーを提供するほか、購入前の書籍も試し読みできるようにした。

 無印良品の中央に位置する直線約100メートルのコンコースでも、約2万冊を販売。店内中央には奈良の名産である吉野杉が使用された木製遊具や、芝生のある空間を設け、約1万冊の絵本を並べる。奈良でつくられた玩具なども販売する。

 同店舗では「自然・循環・文化」のコンセプトを共有し、地域と人々の暮らしに根ざしたイベントや活動などを行う。企画コーナーを常設し、地元企業や住民との企画も展開。同社は、今後も共創型モデル店舗の出店拡大を目指していくという。

●コミュニティセンターとしての書店

 書店を取り巻く環境は厳しく、書店が1つもない自治体は、全国で27.9%に上っている(2024年8月、出版文化産業振興財団調べ)。こうした状況を受け、日販は入場料のある本屋「文喫」や、省人化ソリューションに着目した「ほんたす」など、新たなモデル開発に取り組んできた。

 共創型モデルの書店がオープンすることを受けて、同社は「無印良品の中で、書籍の販売はもちろん、地域の生活者が文化的に交流できる『コミュニティセンターとしての書店』を出店するに至った」とコメントした。

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