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コメ高騰がセブンの「うれしい値!」戦略を直撃 「塩むすび」と「ツナマヨ」が同価格!? 「五目チャーハン」と「牛めし」で対応分かれる

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月21日 9時25分

コメ高騰がセブンの「うれしい値!」戦略を直撃 「塩むすび」と「ツナマヨ」が同価格!? 「五目チャーハン」と「牛めし」で対応分かれる

コメ価格高騰の影響を受けるセブン

 セブン‐イレブン・ジャパンは1月20日、コメ価格高騰などの影響を受け、おにぎりや弁当の一部を値上げすると発表した。おにぎりは1月27日から、弁当は2月10日からそれぞれ価格を順次変更する。

 同社の発表によると、「塩むすび」は116円から138円に、「手巻おにぎり 北海道産昆布」は138円から162円にそれぞれ値上げする。一方、2024年7月に138円に値下げした「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」は価格を据え置くとしている。同社の広報担当者は「全てのおにぎりを値上げするわけではない。定番で、人気のある商品なので、価格を据え置いたことを発表資料に記載した」と説明する。

 現在、セブンのツナマヨおにぎりは、パッケージで「うれしい値!」「税別価格で128円」を強調している。物価高の影響で消費者の生活防衛意識が高まっていることから、セブンは2024年9月より「うれしい値!」キャンペーンを実施しているのだ。

 同キャンペーンは、セブンが手頃な価格の商品も扱っていることをアピールするのが狙いだ。「セブンの商品は高い」というイメージを払拭し、若年層などの来店を促そうとしている。

 「うれしい値!」キャンペーンで値下げをしたのに、今回の価格改定で値上げに踏み切った商品もある。それは、五目チャーハンだ。もともと399円で発売していたが、2024年9月に348円としていた。今回の価格改定では378円となる。「五目チャーハン」「麻婆丼」「バターチキンカレー」はいずれも同キャンペーンで、容量を減らさずに約50円値下げしていた。いわば、キャンペーンの目玉商品だったわけだが、今回は値上げの対象となった。なお、「牛めし」(537円)は価格を据え置いている。

 弁当やおにぎりは購入頻度が高く、コンビニの“顔”ともいえる商品だ。今回の値上げにより、セブンの「うれしい値!」キャンペーンにどんな影響が出るのか。

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