1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「早期・希望退職」の募集人数、3年ぶりに1万人超 電機業界を中心に大型化の流れは継続か

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月22日 5時10分

「早期・希望退職」の募集人数、3年ぶりに1万人超 電機業界を中心に大型化の流れは継続か

2024年の「早期・希望退職」が3年ぶり1万人を超えた(提供:写真AC)

 「早期・希望退職」の募集が増えている。東京商工リサーチが調査結果を発表し、募集人員は1万9人で前年(3161人)から3倍に急増していることが分かった。2021年(1万5892人)以来、3年ぶりに1万人を超えており、構造改革に着手する企業が増える中、2025年も増加する可能性が高い。

 2024年は、オムロン(1000人)、資生堂(1500人)、コニカミノルタ(2400人)、リコー(1000人)など、大手メーカーを中心に募集人数が大型化した。国内の削減人数は未定だが、2024年末には日産自動車がグローバルで9000人の募集を発表し、話題を呼んだ。

 業種別では「電気機器」(13社)が最多。グローバル構造改革として、対象がグループ全社に及ぶコニカミノルタ、人数は非公表だが200億円の費用計上を発表した富士通などが該当する。2位は「情報・通信業」(10社)、3位は「繊維製品」「医薬品」「機械」(各4社)が続いた。

 早期・希望退職募集を実施した企業の直近通期最終損益では「黒字」が34社(59.6%)で過半数を占めた。「赤字」は23社(40.3%)だった。黒字企業の募集人数は8141人で全体の81.3%を占め、34社のうち29社が東証プライム上場企業だった。赤字23社の募集人数は1868人、東証プライムが11社、東証グロースが5社、東証スタンダードが7社だった。

 希望・早期退職募集の内容を確認できた上場企業を対象に集計した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください