「鶏肉で作った米」開発、日本ハム 狙いは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月23日 8時40分
日本ハムが「鶏肉を加工したお米」を発売(画像はイメージ)
日本ハムは、鶏肉を米の形状に加工した食品「鶏米」(価格は未発表)を4月下旬に発売する。お米を食べるような感覚でタンパク質を手軽に摂取できる食品として、シニア層などに訴求する。
「鶏米」は鶏肉を米粒状に加工した代替食品で、通常の米と同様に炊飯ジャーで調理できる。また、米に混ぜて食べるようなシーンも想定している。1キロ入りの炊飯用パックと、電子レンジで調理可能なトマトリゾット・チーズリゾットの計3商品を発売する。
炊飯用パックは1食当たり24グラム(米に混ぜず鶏米のみで炊いた場合)、リゾットは1食当たり30グラムのタンパク質を摂取可能だという。
フレイル(加齢による身体・認知機能の低下)を気にするシニア層や、ライトな健康志向の若年層など、タンパク質を意識的に摂取したいニーズを持つ層に訴求する。高齢者施設向けに、業務用の販売も想定している。
同社はシニア層などをターゲットに、食を通して「健康寿命」にアプローチする施策に取り組む。その一環として、九州大学の研究成果をもとに「フレイル予防プログラム」を開発した、半導体商社のマクニカ(横浜市)と連携している。
具体的に構想している施策は、スーパーの催事コーナーなどで、マクニカが健康状態を調べる「フレイルチェック」や、各種健康アドバイスを実施するというもの。イベントの開催により、スーパーへのシニア層の集客を狙う。日本ハムは、来店したシニア層に対して「鶏米」といった、フレイル予防関連のさまざまな健康食品を訴求したい考えだ。
グループ戦略推進事業部の高崎賢司事業部長は「高齢者の方にとっても『スーパーに足を運ぶこと』自体がフレイル対策につながるメリットがある。マクニカと共創し、新たなサービスを作り上げていく」とコメントした。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【栄養】ビタミンB6の過剰摂取で「精巣萎縮」のリスクが上昇? 管理栄養士に聞いてみたら多くの「弊害」があった
オトナンサー / 2025年1月15日 8時10分
-
【そば】八割、十割…何が違う 意外と知らない“割合” 実はダイエットにも効果的だった
オトナンサー / 2024年12月31日 8時10分
-
認知症予防につながる「いつもの食事」のヒント 卵や肉、魚、発酵食品の食べ方と選び方
東洋経済オンライン / 2024年12月27日 7時0分
-
年末のごちそう続きに!お粥で胃腸ケア「炊飯器で簡単 鶏だし玄米粥」【金丸利恵のダイエットレッスン Vol.51】
Woman.excite / 2024年12月26日 6時0分
-
シュッとした中高年はコンビニランチでこれを選ぶ…鶏むね肉+「血糖値を上げにくい炭水化物」の名前
プレジデントオンライン / 2024年12月25日 6時15分
ランキング
-
1主幹事の大和証券もCM見送り=「フジテレビ離れ」止まらず
時事通信 / 2025年1月22日 19時30分
-
2フジ・メディア株「異常な出来高」に潜むシナリオ 堀江氏のニッポン放送買収騒動時を連想させる
東洋経済オンライン / 2025年1月23日 9時40分
-
3「日銀利上げ後」の日本株をどうみればいいのか 2025年の日経平均高値と安値ゾーンを予想する
東洋経済オンライン / 2025年1月23日 10時0分
-
430年ぶりの「政策金利1.0%」時代が来ようとも…お金のプロが「住宅ローンは変動型一択」と断言する納得の理由
プレジデントオンライン / 2025年1月23日 8時15分
-
5森永康平の経済闘論 トランプ政権が日米経済に与える影響 掲げる政策が米国のインフレ圧力に…消費が冷え込む日本に利上げの逆風が
zakzak by夕刊フジ / 2025年1月23日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください