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ドンキの大ヒット「年間4.2万足」の靴 お客の“ダメ出し”から新作が登場

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月23日 12時49分

ドンキの大ヒット「年間4.2万足」の靴 お客の“ダメ出し”から新作が登場

ドンキの「ほとんど革靴」、新作が登場

 ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、オリジナルブランド「情熱価格」の「スニーカー心地のラクすぎビジネスシューズ」(ラクビジ)の新モデル「ラクすぎビジネスシューズ AIR&GRIP」(エアーアンドグリップ)、「ラクすぎビジカジシューズ」を発売した。

 ラクビジは、革靴のような見た目でありながら軽さと快適な履き心地を特徴とした靴。2023年11月の発売以来、1年で4万2000足を販売する人気商品となっている。新モデルは利用客からの意見をもとにリニューアルした。

 ラクすぎビジネスシューズ AIR&GRIPは、「蒸れたくない」という声をもとに靴底に水を通さず空気を通す通気孔を取りつけるとともに、「滑りたくない」という声にも応えて防滑ラバーを設けた。

 軽量かつ伸縮性の高いポリウレタン素材をアッパーに使用し、一般的なビジネスシューズより軽い260グラム(Mサイズ片足)と、クッションインソールとEVA素材の靴底のダブルクッションで、スニーカーのような履き心地・歩きやすさはそのままに、快適さを向上させた。

 ラクすぎビジカジシューズは、「もっとカジュアルなデザインもほしい」という声をもとに、オフィスカジュアルにも合わせやすいデザインの、くるぶし丈のショートブーツタイプ「チャッカー」と、アッパー、ソールともにボリューム感のある「ワラビー」を採用。こちらも261グラム(Mサイズ片足)と軽量にした。

 価格はラクすぎビジネスシューズ AIR&GRIPが5499円、ラクすぎビジカジシューズが4389円。いずれもサイズはM(25.5センチ)、L(26.5センチ)、LL(27.5センチ)の3種類、組成はアッパーが合成皮革、靴底が合成底。

 ラクビジは春にも新たなラインアップの発売を予定している。

●開発背景

 PPIHの月足義広氏は、開発の背景を次のように振り返る。

 「店舗で接客を担当していたころ、常に履いている革のビジネスシューズに感じていた“不満”が『ラクビジ』開発のきっかけになった。お客さまの期待に応えるため、今回の商品はさらに快適な履き心地を追求し、蒸れや滑りやすさを改善した。また、より多くの方に履いていただきたいとデザインの幅を広げた」

 人気商品の新モデルで、さらに販売を伸ばせるか。

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