トミカ55周年、累計販売10億台突破 「大きいお友達」向けにも“本気”の商品展開

タカラトミー　竹内俊介執行役員

　タカラトミー（東京都葛飾区）は、同社が展開するダイキャスト製ミニカー「トミカ」 の発売55周年を記念し、2025年2月から実施する「トミカ」55周年事業を発表した。累計販売台数10億台突破を記念し、新商品および新番組を展開する。

　テーマを「本物は、ときめく」とし、50周年でも行った「自動車メーカーコラボプロジェクト」の第2弾を実施する。トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱自動車工業、スズキの自動車メーカー5社とコラボした「トミカ」の55周年特別デザインを発表した。2025年春から順次発売し、同じデザインの実車両も「トミカ博」などで展示する。

　トミカ開発者などが登場するトークショーやリアルジオラマ、トミカヒストリーの展示、大人の工場見学など幅広い世代に向けたファン感謝祭「TOMICA OWNERS MEETING」を12月に開催する予定だ。

●大人向けプレイセット「tomica＋」シリーズも新展開

　2015年から展開している大人のためのトミカ「tomica」 から、大人向けプレイセット「tomica＋」（トミカプラス）シリーズを展開する。

　第1弾は、トミカをレイアウトできる電動シャッターや照明を設置したガレージ 「tomica GARAGE」（2種、各6600円）を2月15日から、第2弾は、ドリフト走行を楽しめるターンステージ「トミカプレミアム　unlimited DRIFT TURN STAGE」（2種、各6600円）を3月15日から、それぞれ販売する。

　他に子ども向けとして、「トミカ」「プラレール」と一緒に遊べるブロック「トミカ・プラレールブロック」シリーズ（単品シリーズ990円～、エントリーセット4950円）や、「トミカワールド」 シリーズのロングセラー商品「トミカビル」の最新作「グランドモールトミカビル」（9350円）を販売する。

　これらの新商品や自動車メーカーコラボプロジェクト商品は、アジア13の地域（日本、中国、韓国、香港、台湾、マカオ、シンガ ポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナム、カンボジア）で発売を予定している。

　タカラトミー事業統括本部の竹内俊介執行役員は、「55周年では、初めてトミカに触れるお子さまやアソビ心を持つ大人『キダルト』へ、そして日本だけでなくアジア各地域へ向けてもトミカの魅力を発信していく」とコメントした。