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「共働き」志向の大学生、過去最多 背景に切実な「低収入」懸念

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月29日 5時10分

「共働き」志向の大学生、過去最多 背景に切実な「低収入」懸念

マイナビが2026年卒大学生を対象に調査を実施した(提供:写真AC)

 共働きを希望する学生が増えている。マイナビが調査結果を発表し、結婚後も共働きを希望する学生は72.1%と8年連続で増加し、2016年卒から調査を開始して以降、最多となった。男女別では男子が67.5%、女子が77.9%で、男女ともに前年を上回った。

 共働きを希望する理由は「一方の収入だけでは生活できないから」(16.6%)が1位に。以下は「仕事でキャリアを積みたい(出世したい)から」(13.5%)、「それぞれ自分の仕事を持っていることが自然だと思うから」(13.2%)が続いた。

 将来の暮らし方に関する理想では「愛する人と結婚して子どもとともに暮らす」(53.5%)が最多。回答の傾向では「愛する人と結婚したい」が7割弱で「結婚しない」派、「婚姻関係にこだわらない」派は1割程度にとどまった。

 子育てについては「育児休業を取って子育てしたい」(57.1%)と回答した人が最多。2位は「今のところあまり子どもは欲しくない」(17.7%)だった。子どもが欲しくない理由では、前年と同様に「うまく育てられる自信がない」(60.8%)が1位で「経済的に不安」(54.5%)、「自分の時間がなくなる」(51.4%)が続いた。

 2026年3月卒業見込みの大学生・大学院生1633人を対象に、インターネットで調査した。期間は2024年11月28日~12月25日。

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