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森岡毅氏「本能に刺さるものを」 ジャングリア沖縄の概要公開、コンセプトに込めた狙いは

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月30日 7時5分

森岡毅氏「本能に刺さるものを」 ジャングリア沖縄の概要公開、コンセプトに込めた狙いは

刀代表 森岡毅氏

 マーケティング会社刀(大阪市)とジャパンエンターテイメント(沖縄県名護市)は、沖縄県北部の大自然を舞台にしたテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA」(ジャングリア沖縄)を7月25日に開業することを、1月28日に開いた会見で発表した。仕掛け人は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)再建などを手掛けたマーケターの森岡毅氏だ。

 コンセプトは「Power Vacance!!」。世界自然遺産「やんばる」を擁する沖縄北部の自然を舞台に、都会にはない興奮と贅沢を体験できるテーマパークだとしている。亜熱帯地域にある沖縄ならではの植物が生い茂るやんばるの中、その地特有の体験を通し生まれる興奮や自然に没入する解放感で、心が高ぶる体験を提供するという。

 森岡氏は会見で、ジャングリア沖縄を「テーマパークとしてではなく、旅行の文脈として本能に刺さるものをつくらなければいけない」とし、コンセプトには「興奮、贅沢、解放感」の3つを込めたと説明した。併せて、沖縄観光の重心はこれまで南部に寄っていたと指摘。北部で一泊する需要を喚起することで沖縄における観光の「稼ぐ力」を底上げするほか、施設内の飲食、物販などに地元の産品を積極的に取り入れることで、地域経済の活性化に貢献したいとした。

 沖縄でのテーマパーク構想は、森岡氏がUSJ在籍時代からの悲願だった。会見ではこれまで具体的な内容の公開を伏せていた、ジャングリア沖縄の「全概要」を発表した。

●どんな施設?

 ジャングリア沖縄では、総面積約60ヘクタール(東京ドーム13個分)の敷地の中に、22のアトラクションやエンターテイメント、スパ、15のレストラン、10のショップを用意した。レストランやショップを集めたエントランスビレッジは、パーク全体を見渡せる開放的な「INFINITY TERRACE」を建設。最も高い場所にあるテラスからは、遠くに浮かぶ気球や巨大なブラキオサウルスも見えるという。

●22のアトラクション

 アトラクションは計22施設を用意。「DINOSAUR SAFARI」は、巨大生物が施設を破壊し脱走、状況確認・事態制圧のミッションを負ってドライバーが運転する12人乗りの大型オフロード車に乗り込み20頭の恐竜に接近する。約19メートル(ビル7階建て相当)のブラキオサウルスや、背中の突起が特徴の大型ステゴサウルス、3本の角が特徴のトリケラトプス、肉食恐竜ティーレックスなど、迫力ある恐竜たちに最短1メートルの距離まで接することができるという。

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