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ワークマン「一般ウケ路線」を反省? 上下3400円の高機能作業服など、プロ向けに集中

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月3日 14時35分

ワークマン「一般ウケ路線」を反省? 上下3400円の高機能作業服など、プロ向けに集中

ワークマン、「ワーク強靭化」を目指した新製品を発売

 ワークマン(群馬県伊勢崎市)は、2025年春から「ワーク強靭化」を目指した新製品を発売する。

 同社は製品開発リソースを新業態の#ワークマン女子店の一般客向け製品に集中した反動から、既存店で作業服中心のワークマンとWORKMAN Plusの作業服開発が手薄になり、売り上げが伸び悩んでいたという。

 そこで、2024年後半から本業の作業服強靭化に開発の重点を移し、社内の製品開発リソースは売上構成比をほぼ反映して、8割を作業服を扱う既存店製品の専任にした。

●どんな新製品を発売する?

 「XShelter」シリーズは、猛暑対策を目的とした作業服。その中のXShelter“暑熱”シリーズは、気温・湿度・輻射熱・風という暑熱4大リスクを軽減できる超気化冷却方式の暑熱緩和作業服と暑熱軽減機能を搭載した猛暑対策衣料。窓ガラスの4倍の断熱力を持ち、日傘と同じ遮蔽(しゃへい)率、カーテンと同じ紫外線遮蔽効果、合繊の3倍の速乾性能を持つという。

 XShelter“超透放湿”レインウェアは、同社スタンダード製品の7倍の透湿と放湿機能があり、1時間に3リットルの汗を開放できることから、夏場にムレて着られないデメリットを緩和した。

●通年作業服は上下で3400円

 「ワンダーストレッチ」シリーズ通年作業服は、上下で3400円と安さにこだわった製品。

 海外工場の製造ラインを借りきって生地と副資材を同社が供給して加工賃だけを支払う「加工貿易品」としたことで、ベーシックデザインの同社同等品より1000円安くできたという。

 「ZERO‐STAGE」猛暑対策作業服シリーズは、猛暑時の安全と命を守る機能を追求した猛暑対策の最高スペック製品。帝人フロンティアの高級スポーツ用素材を使って、法人用ECOとJIS静電に対応したほか、10の付加機能を搭載した。有名アーティストとのコラボも予定している。

 ペルチェ半導体搭載冷暖房服2025年新モデルは、ファン付きウエア。スイッチひとつで「冷却」モードから「温熱」モードにチェンジするので、冬期の着用も可能となっている。

 ワークマンは「地球温暖化関連の製品はフォローの風が吹いているため、5種類の強靭化新製品で50億円、酷暑用のファン付きウェアの2025年新モデルの増産分10億円を加えると、猛暑対策品だけで60億円の売り上げを見込んでいる。今後は閑散期になっている9~10月対策が一番の課題。まずは夏秋物と秋物の新カテゴリーを立ち上げて、加工貿易で通年作業服を強化していく」とコメントした。

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