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サントリー、割って飲む「ペプシ」発売 コロナ禍で需要伸びたワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月11日 8時5分

サントリー、割って飲む「ペプシ」発売 コロナ禍で需要伸びたワケ

コロナ禍により急拡大した濃縮タイプの飲料

 サントリー食品インターナショナルは2月18日、濃縮タイプ飲料「おうちドリンクバー ペプシコーラ」(希望小売価格328円)を発売する。おうちドリンクバーは炭酸水などで割って飲む濃縮タイプの飲料だ。これまでに「POPメロンソーダ」「C.C.レモン」「デカビタC」(いずれも同328円)の3種類を展開しており、2024年4~12月の売り上げは想定の2倍強となった。

 サントリー食品インターナショナルは、基本の飲み方として、おうちドリンクバー1:炭酸水4で割ることを推奨している。その他、C.C.レモンで割ってC.C.レモンペプシにしたり、バニラアイスにシロップのようにかけたりするなど、アレンジレシピを紹介している。

 コロナ禍によって家で酒を飲む機会が増え、割り材として炭酸水が普及したことで、炭酸水で割る濃縮タイプの飲料にも注目が集まっている。無印良品のシロップやカルディの「メロンソーダの素」など人気商品も誕生した。

 おうちドリンクバーのフレーバーは、いずれもサントリーの既存商品を踏襲している。開発担当者である宮内優洋氏(ブランドマーケティング本部)は、「炭酸水で割って飲むという斬新さと、味への安心感のバランスをとる必要があった。そのため、おうちドリンクバー用に新しいフレーバーを開発するのではなく、既存商品の知名度を活用した」と説明する。

 開発の過程で最も苦労したのが、中味の設計だ。既存商品を活用したおうちドリンクバーだが、完成品として売られている炭酸飲料とは微妙にレシピが違うのだという。「気分やシーンに合わせて、割り方や濃さは異なる。『濃い』『薄い』といった差があっても、完成品として売られている炭酸飲料の味の幅に収まるよう、半年以上かけてレシピを作った」(宮内氏)

 サントリーの推計によると、2024年の濃縮飲料全体の市場規模は2021年比で約1.3倍に拡大したという。宮内氏は今後の濃縮飲料市場について「まだまだ伸びる」と期待を寄せる。

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