Windows 10のアップデートに合わせた「動作検証」が面倒すぎる件

ITmedia エンタープライズ / 2018年9月12日 10時29分

写真

今回はいつの時代もIT管理者を悩ませる、「動作テスト」についてお話しします

 こんにちは。横河レンタ・リースで、ソフトウェアの製品開発を担当している松尾太輔です。情シスにおける“Windows 10対策”を紹介している本連載では今回、いつの時代もIT管理者を悩ませる、「動作テスト」についてお話ししたいと思います。

 Windows 10は半年周期でOSがアップデートされますが、そのたびにPCそのもの、OS、そしてアプリケーションと全ての動作テスト(検証)を行うには、膨大な労力が必要です。いくら必要だからと言われても「はい、分かりました」と簡単に捻出できるものではないでしょう。実際、この問題に悩む企業は少なくありません。

 次々と襲い掛かる(?)動作テストの「波」をうまく乗り切るためには、さまざまな工夫が必要ですが、その前に必ず守らなければならない、2つの「鉄則」があるのです。

●鉄則その1:Windows 10のアップデート前にアプリの互換情報を確認する

 各ソフトウェアベンダーは、新しいWindows 10がリリースされると、その動作テストを行い、「自社のアプリがそのまま動くのか」「対応した新しいバージョンにアップデートする必要があるのか」といった情報を提供するのが一般的です。この情報を「互換情報(コンパチビリティ)」と言います。ユーザーは、Windows 10のアップデートより前に、この互換情報を確認することで、不要なトラブルを避けることができるわけです。

 では、現在のところ、各ソフトウェアベンダーはどれくらいのスピードでWindows 10の新バージョンとの互換情報を提供し、IT管理者はバージョンアップの準備を始められるのでしょうか。

 2018年5月31日、Microsoftは「Windows 10 and the “disappearing” SAC-T」というタイトルのブログにおいて、「Semi-Annual Channel Targeted」の表記をなくしていくことを予告しました。

 このブログの中で、Microsoftは以前のCB(Current Branch)とCBB(Current Branch for Business)は、それぞれが異なるリリースだと「誤解」されてしまい、企業のIT部門やソフトウェアベンダーにおいて「CBBがリリースされないとテストを始められない」「CBBのリリース後にサポートを開始する」といった事態が発生した、と述べています。正直、この感覚は「誤解」というより、防衛本能と呼んだ方がいいように思います。

ITmedia エンタープライズ

トピックスRSS

ランキング