コスパスマホの真打! 「Google Pixel 8a」を5つのポイントで解説 7万円台から購入可能で7年保証付き
Fav-Log by ITmedia / 2024年6月7日 6時10分
コストパフォーマンスの高さで定評のあるPixelの「a」シリーズから、最新モデルの「Google Pixel 8a」が発売されました。
ここでは、Google Pixel 8aはどのような端末なのか5つのポイントでチェックしていきます。
●価格が手頃で、OS更新の7年保証も嬉しい
Googleのスマートフォン「Pixel 」シリーズには、製品名に「a」が付くモデルがあり、普及価格帯の製品として位置付けられています。手頃な価格帯で入手できるのが最大のポイント。特に2022年に発売された「Google Pixel 6a」や、2023年の「Google Pixel 7a」などがコストパフォーマンスの高さから人気を博し、普及価格帯を代表するシリーズとなりました。
5月に発売された「Google Pixel 8a(以下、Pixel 8a)」は、このシリーズの最新モデルです。
Googleストアの価格をチェックしてみると、上位モデルの「Google Pixel 8(以下、Pixel 8)」が11万2900円~(税込、以下同)、「Google Pixel 8 Pro(以下、Pixel 8 Pro)」が15万9900円~と10万円を超えます。
しかし、Pixel 8aは7万2600円~で購入できるため、Pixel 8と最小構成同士の価格を比べると4万3000円ほど安く済みます。
また過去モデルの「Google Pixel 7a」ではOSアップデートが3年、セキュリティアップデートが5年保証だったのに対し、Pixel 8aはどちらも保証期間が7年間に延びたこともトピック。比較的安価に入手でき、長く使えるので、コストパフォーマンスはかなり良いと言えそうです。
ただし、キャリアの割引制度を活用する場合は、実質的な負担額において上位モデルのPixel 8と大きな差が出ません。買い方によっては、上位モデルの選択も検討してみると良いでしょう。
●上位モデルと同じ「Google Tensor G3」を搭載
Pixel 8aが搭載するプロセッサーは、上位のPixel 8/8 Proが搭載するのと同じ「Google Tensor G3」です。処理性能の面でも心配は一切ありません。
Tensor G3は、AIと機械学習を活用した機能を得意としており、精度の高い音声認識や、カメラ撮影・編集関連の新機能、強化されたセキュリティ機能などを利用できます。
具体的な機能としては、集合写真に映るそれぞれの人物の表情を選択できる「ベストテイク」や、撮影した写真の背景を変えたり被写体の場所を移動したりできる「編集マジック」、動画内のノイズを取り除ける「音声消しゴムマジック」などが利用可能です。
●背面カメラは約6400万画素
背面カメラの仕様を確認すると、Pixel 8aは広角と超広角のデュアルカメラを搭載しており、前世代からの大きな変更点はないと思われます。画素数に関しては、広角カメラが6400万、超広角カメラが1300万となっており、実はPixel 8の広角(5000万画素)、超広角(1200万画素)よりも数値は上回ります。
またPixel 8aは、Pixel 8と同じ最大8倍の超解像ズームに新対応していることも見逃せません。わずかな映りの質の差にこだわらなければ、カメラは上位モデル相当で楽しめることでしょう。
もちろん、カメラの画質や使い勝手は画素数やズームだけで決まるわけではありません。例えば、Pixel 8aではオートフォーカスに活用するセンサー類に関して仕様が表記されていなかったり、動画撮影時の露出補正など、いくつかの機能に差があります。この辺りは比較検討時に頭に入れておきたいところです。
●リフレッシュレートが120Hz対応に
ディスプレイは、Pixel 8シリーズでも採用された「Actuaディスプレイ」を搭載。ピーク輝度は2000ニトに向上し、リフレッシュレートも前世代の最大90Hzから最大120Hzへと改良されています。
ボディーの形状についても、Pixel 7aではやや角の尖ったデザインが採用されていましたが、Pixel 8aでは四隅がよりラウンドした優しい印象に変わっています。
●防水性能など上位モデルに劣る部分も
上位モデルとの差としてチェックしておきたいポイントを3つ紹介しておきます。
1つ目は、サウンド関連の仕様です。Pixel 8では3つのマイクを備えていますが、Pixel 8aでは2つ。動画撮影時などに音質の差が出てくる可能性があります。またPixel 8aの仕様には「空間オーディオ」の表記も見当たりません。
2つ目は、Pixel 8aは「バッテリーシェア」機能に対応していないこと。Qi規格のワイヤレス充電に対応したスマートフォンや周辺機器を重ねた際に、Pixel 8ならモバイルバッテリー代わりにワイヤレス充電を行うことが可能ですが、Pixel 8は非対応です。
3つ目は、防水性能です。Pixel 8ではIP68に準拠する防水・防じん性能を備えていますが、Pixel 8aではIP67対応となっています。どちらも水没には耐えられる仕様なのですが、Pixel 8aのほうが防水性ではやや見劣りする点に注意しましょう。
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