関東から日帰りで行ける「美しい自然が楽しめる日本百名山」おすすめ3選 持っていきたいギアも紹介【2024年7月版】

日光白根山（出典：丸沼高原）

　「日本百名山」の中には、関東から日帰りで楽しめるスポットもあります。日帰り可能な山は、宿泊の準備を気にせずに気軽に出かけられるのが大きなメリット。

　今回は、関東からのアクセスが良く、美しい自然と爽快な登山を満喫できる3つの山を紹介します。この週末、忙しい日常を忘れ、素晴らしい景色と達成感を味わいに出かけてみませんか？　それぞれの山におすすめの登山ギアも紹介するので、あわせてチェックしてみてください。

●関東から日帰りで行ける日本百名山：筑波山

　茨城県に位置する「筑波山」は標高877mと日本百名山の中で最も低く、初心者にも優しい山。「東の筑波、西の富士」として親しまれ、関東圏の人々にとって身近な存在です。東京からのアクセスも良く、電車と頻繁に運行されるシャトルバスを利用すれば、約1時間半で登山口に到着します。

　登山コースは多岐にわたり、最短1時間ほどで山頂に到達できるルートもあり、初めての登山やファミリー登山でも気軽に挑戦できます。気分にあわせてコースを変えられるため、何度訪れても飽きずに満喫できるはずです。

　山頂からは関東平野を一望できる開放感あふれる展望スポットが広がり、特に女体山頂からの眺めは圧巻で、崖の縁に立っているようなスリル満点の景色が楽しめます。

筑波山登山におすすめのギア：サロモン エックス ウルトラ パイオニア ミッド ゴアテックス

　筑波山はスニーカーでも登れますが、ソールが滑りにくく、足首もサポートしてくれる登山靴があればなお安心です。

●関東から日帰りで行ける日本百名山：日光白根山

　群馬県と栃木県の県境に位置する「日光白根山」は、標高2578mと関東近郊で最も高い日本百名山。アクセスの良さと初心者でも挑戦しやすい点が魅力です。東武日光駅や上毛高原駅・沼田駅からバスに乗ることができ、車がなくても登山口にアクセスできます。

　登山のハードルを下げてくれるのが、標高約2000mまで運んでくれるロープウェイ。ロープウェイ山頂駅から山頂までの登山時間は約2時間半、往復でも5時間弱で楽しめます。

　山頂付近は視界が開け、360度のパノラマビューが広がります。ブルーが美しい五色沼やぐるりと連なる山々、男体山や中禅寺湖の美しい風景を一望できます。

　日光白根山の登山は、周辺の観光と組み合わせるのもおすすめです。日光東照宮をはじめとする歴史的な観光地や、中禅寺湖でのキャンプなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。時間に余裕があれば、あわせて計画を立ててみてはいかがでしょうか。

日光白根山登山におすすめのギア：EPI ATSチタンクッカー

　絶景を眺めながらゆっくり山ごはんを楽しむのもよいでしょう。チタン製のクッカーなら軽量で持ち運びも楽チンです。

●関東から日帰りで行ける日本百名山：谷川岳

　「谷川岳」は群馬県と新潟県の境に位置し、特徴的な双耳峰「オキの耳」と「トマの耳」を持つ日本百名山。首都圏からのアクセスも非常に良好で、新幹線なら上毛高原駅、在来線なら水上駅からバスで谷川岳ロープウェイ駅に簡単にアクセスできます。

　ロープウェイを利用すれば片道2時間半ほどで山頂に到達できるため、初心者でも安心して登ることができます。そのため週末は多くの登山者でにぎわい、手軽に絶景を楽しめるスポットとして人気です。

　体力やスキルに自信がある方は、日本三大急登の一つである「西黒尾根」コースもおすすめ。このルートでは、岩肌の美しさや高山植物を間近に見ることができます。

　谷川岳の魅力は、比較的登りやすいにもかかわらず、森林限界を超えた本格的な山の絶景を楽しめる点。谷川岳の森林限界は標高1500m付近と低いため、高い木にさえぎられることなく、広大な展望を楽しむことができます。

　特に晴れた日には、遠くの山々や美しい風景が一望でき、登山の達成感を一層高めてくれるはずです。

谷川岳登山におすすめのギア：ペツル アクティック（ヘッドライト）

　所要時間が短く登りやすいとはいえ、万が一に備えてヘッドライトは必ず携帯しましょう。ペツル の「アクティック」は明るく耐久性もあり、初めてのヘッドライトにおすすめです。