【ワークマン】話題の「和装リラックスウエア」は夏の部屋着にぴったりだった 扇子・タオル・バッグ付きで3900円

WMリラックス作務衣セット。サイズはM／LとL／LLの2種類

　僧侶が雑事（作務）の際に着る作業着が発祥で、近年はリラックスウエアとして注目されている「作務衣」が、ワークマンからリリースされました。扇子・タオル・バッグが付属する4点セットで、販売価格は3900円（税込、以下同）。実際に着用した感想を紹介します。

●SNSで話題沸騰！　売り切れ店舗が続出した作務衣セット

　7月上旬にワークマンから作務衣（さむえ、さむい）のセット「WMリラックス作務衣 4点セット」が発売されました。作務衣と言えばお坊さんが着るものというイメージが強いですが、近年は和食系のお店がユニフォームとして採用していたり、そば打ちや陶芸などの趣味で着たりと、目にする機会が増えたような印象です。

　作務衣はもともと僧侶の作業着として誕生したので、ワークマンがこれを出すというのは自然な流れでしょう。加えて、店舗によっては以前から祭事用の衣料も扱っていたので、実は和装とも親和性が高いのです。

　この商品のリリースが発表された際、SNSでは僧侶界をはじめ、さまざまな職種の方から「こういうのが欲しかった！」という声が相次ぎ、売り切れる店舗が続出しました。

　使われている生地は、形態安定や吸水速乾性のあるポリエステルです。適度に張りのあるサラリとした着心地で、多少汗をかいてもべたつきません。洗濯後の乾きが非常に早く、しかもノンアイロンでも問題ないほどシワが発生しにくいのです。

　作務衣は基本的にオールシーズン着ることを目的としているので、暑い時期の快適性に特化した甚平（じんべい）ほど涼しくはありません。しかし、袖口と裾はゴム仕様なので、これを上げ下げすることで体感温度を調整しやすいというメリットがあります。それに、水仕事などをするときは、この機能が非常に便利なのは言うまでもありません。

●上下ともポケットがあるので使い勝手抜群

　本製品は、上着に1カ所、パンツに3カ所のポケットが設けられており、スマートフォンや鍵などをしまっておくのに重宝します。また、パンツのウエストはゴムとひものハイブリッドで、フィット感の微調整が簡単。ズボンの前開きはボタンフライです。

●扇子やバッグなど、付属の小物も気が利いている

　商品名に「4点セット」とあるように、扇子とタオル、そしてバッグが付属します。扇子は収納ケース付きで、安っぽさはありません。タオルについては、サイズが約34×34cmなのでミニハンカチという大きさですが、吸水速乾かつ接触冷感の生地で作られており、これも使い勝手が良いです。

　バッグは、僧侶が携行用に用いる頭陀袋（ずだぶくろ）をイメージしており、サコッシュのようなものと言えば分かりやすいでしょうか。作務衣と同じ生地で作られているのでシワになりにくく、内ポケットも設けられています。

　そして、このバッグには作務衣の上下と扇子、そしてタオルが全て収納できるので、日帰り温泉など入浴施設で活躍すること間違いなしです。

●和装の入門にピッタリ！　欲しい人はお早めに

　筆者は早期に運良く入手することができ、2週間ほど在宅ワーク用の部屋着としてヘビロテしています。旅館や入浴施設などに用意されている館内着とは異なり、作りとしてはきちんとした作務衣ですので、最初は鏡に映った自分に多少のコスプレ感を覚えました。しかし着慣れた今となっては、このサラリとした着心地にすっかりハマっています。

　店舗のみでの取り扱いなので、欲しい方は公式オンラインサイトで店舗在庫を確認した上でお店に来訪することをおすすめします。