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【買って良かった】裏地一体中綿「Polartec Alpha Direct」使用ジャケットレビュー 急に日が照ってきた時も蒸れずに着られる快適素材

Fav-Log by ITmedia / 2024年10月31日 6時10分

 最近は、さまざまな高機能素材を使用したウェアが登場しており、軽くて蒸れないのに暖かい――そんな夢のような使い心地のアイテムも増えてきています。

 ここでは筆者が購入して快適さに驚いた高機能素材「Polartec Alpha Direct」を使用したジャケットについて紹介します。

●「Polartec Alpha Direct」とは?

 「Polartec Alpha Direct」は、保温、速乾、軽量、速乾、高耐久、収納性と多くのメリットを持った高機能中綿「Polartec Alpha」をベースに開発された素材です。

 機能性の高さから支持を得ていたPolartec Alphaでしたが、さらなる通気性や軽量性を求めて裏地と一体化させたのがPolartec Alpha Directです。

 裏地としても使用するので、肌に直接当たって問題が無いように、Polartec Alphaから繊維の形や大きさを調整しています。

●今回購入したアイテムはこちら!:Rokx DRIFTER PARKA insulated POLARTEC ALPHA DIRECT

 クライミングパンツで有名な「グラミチ(GRAMICCI)」の創設者マイク・グラハム氏が新たに立ち上げたブランド「Rokx」のアイテムです。

 全体的なデザインは普通のアウトドアジャケットといった感じですが、裏地にPolartec Alpha Directを使用しています。

 非常に軽量かつ、薄く折りたためるので、寒暖差の大きい季節にたたんで持ち歩いて出先での体温調節にも使えます。

●デザイン・ディテール

 光沢の抑えられた落ち着いたカーキカラーで、胸元のワンポイントロゴのみのシンプルなデザインに仕上がっています。

 フードと裾にはドローコードがあり、フィット感を調整し、外気の侵入を低減できます。

 外観は普通のアウトドアジャケットですが、前を開けると裏地と一体となったPolartec Alpha Directが見えます。

 Polartec Alpha Directを細かく見ていくと、毛足は少し長めで格子状になった生地を確認できます。この格子状の作りで高い通気性を実現しているようです。

 Polartec Alpha Direct部分のカラーは、表地と同系統のカラーになっているので、前を開けて着て裏地が見えたとしても違和感は無いでしょう。

●実際の着心地や防寒性は?

 袖を通してみると、まず着心地の軽さに驚きます。生地も非常に柔らかいので、着た際の窮屈さや体の動きを妨げる感じがまったくありません。

 Polartec Alpha Directの裏地もフワッとしたやさしい肌当たりで非常に心地良く、ゴワつかずに着ることができます。

 そして、しばらく着ていると圧倒的な蒸れなさに再び驚かされます。活動着として作られた素材ということもあり、多少動いたくらいでは蒸れたり不要な熱がこもったりすることはありませんでした。

 もちろん保温性もしっかりと確保されており、13~15度くらいの気温ならジャケットの下は半袖Tシャツでも快適に過ごせました。

 ただし、今回のRokxのアイテムについては表地に防風性が無いため、風の強い日に1枚で着るのは厳しいかもしれません。風の強い日は15度以上が1枚で着る目安になりそうです。

 その弱点も圧倒的な通気性とトレードオフという感じなので、ミッドレイヤーとしての適性が非常に高く、防風性の高いシェルなどに合わせて運用すれば真冬も活躍してくれます。

●まとめ

 とにかく蒸れない防寒着が欲しいという人におすすめのアイテムです。

 適度な保温性と圧倒的な蒸れなさを持っているので、春秋はアウター、真冬はミッドレイヤーとして活用でき、対応シーズンが長いのもメリットです。

 Polartec Alpha Directは、水分をため込まず速乾性に優れた素材なので、真冬も激しい運動をする時はアウターとして活躍します。

 蒸れなさや軽さは本当に感動ものなので、一度試してみてほしい素材です。

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