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ダウン派も欲しくなるかも? 防寒着購入前に知っておきたい「化繊中綿」の魅力

Fav-Log by ITmedia / 2024年11月8日 19時35分

化繊中綿はダウンより重くかさばりやすい

 冬の防寒具として、アウトドア用でも普段使いでも定番のダウンジャケットですが、近年注目されているのが「化繊中綿」を使用したウェアです。

 本記事では、ダウンと化繊中綿の違いと化繊中綿の魅力を紹介します。

●ダウンと化繊中綿の違いとは?

 ダウンと化繊中綿の違いはどこにあるのでしょうか。ダウンは、水鳥の胸元にある柔らかい羽毛で作られており、軽くて優れた保温性を発揮するのが特徴。しかし湿気や水に弱く、ぬれてしまうと保温性が落ちてしまう点がデメリットです。

 一方化繊中綿は、ポリエステルなどの人工繊維でできたわたです。湿気や水に強い性質があり、雨や雪にぬれても保温力が維持されやすいのが特徴。さらに、メンテナンスが簡単で比較的低価格なことから、アウトドアや普段使いでも気軽に着用できるのが魅力です。

 代表的な素材には、米国のALBANY社が開発した「プリマロフト」や、モンベルが開発した「エクセロフト」、ザ・ノース・フェイスが開発した「ベントリックス」などが挙げられます。

●化繊中綿の4つのメリット

 アウトドアや日常における、化繊中綿アイテムの具体的なメリットを紹介します。

水ぬれに強い

 登山やキャンプといったアウトドアシーンで重要なのは、天候の変化に対する耐久性です。先述したように、化繊中綿の最大の魅力の一つが、水ぬれに対する強さ。

 ダウンジャケットは、ぬれると羽毛が潰れて保温力を失いやすいですが、化繊中綿は湿っていても保温力が持続します。急な雨や雪に見舞われることが多いアウトドアシーンでは、心強い味方となるでしょう。

手入れが簡単

 ダウンジャケットはクリーニングに出すことが一般的で、手入れがやや面倒に感じることも多いです。しかし化繊中綿のジャケットは、家庭で簡単に洗えるアイテムも多いため、汚れてもすぐに洗える手軽さが魅力。外から帰った後も自宅で気軽にケアができ、頻繁に使う日常の防寒着としても便利です。

着膨れしにくい

 化繊中綿はダウンと比べ広がりにくいものが多いため、着膨れしにくいのも特徴。ボリュームが出るシルエットが苦手な方や、アウトドアシーンで動きやすさを重視したい方にとって、この点は大きなメリットでしょう。

価格が手頃

 一般的に、ダウンジャケットは高価なものが多いです。一方、大量生産がしやすい化繊中綿はリーズナブルな価格の商品も多く、コストパフォーマンスが優れていることがメリット。登山やキャンプを始めたばかりの方や、冬用の防寒着をなるべく安く購入したい人におすすめです。

●化繊中綿のデメリット

 化繊中綿には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。まず、ダウンに比べるとやや重いです。また、ダウンほどコンパクトに圧縮することはできないため、持ち運び時にはややかさばる場合があります。

 環境に左右されない保温性や価格、コンパクトさなど、何を重視するかを明確にして、防寒着を選んでみてください。

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