1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

今みんなが見てるアニメはこれ! 「Amazonプライム視聴ランキング」2位は『アオのハコ』1位は…【2025年1月版】

Fav-Log by ITmedia / 2025年1月5日 8時15分

『アオのハコ』(出典:Amazon)

 新旧問わず世界中のアニメや映画が視聴できる「Amazonプライム」。1月の視聴ランキングは先日最終回を迎えた『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』が上位を引き続きキープしつつ、12月末から1月にかけて配信開始となった作品もランクインしている状況です。

 今回は「Amazonプライム1月の視聴ランキング(日本)」の上位3作品のアニメを紹介しつつ、ランキング結果の分析を行います。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。

本記事は、Amazon.co.jpのプライムビデオ視聴ランキング(2025年1月4日10:00現在)に基づいてランキングを集計しています

●Amazonプライム1月の視聴ランキング:3位『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』

 サッカー選手として将来を有望視されている300人の高校生が、日本代表のストライカーの座を勝ち取るために、熾烈な争いを繰り広げる、異色のサッカーアニメ『ブルーロック』の第2期が3位にランクイン。

 原作コミックスが累計発行部数4000万部を超えるメガヒットを記録しているほか、昨年の春に公開された『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』は観客動員130万人のヒットを飛ばし、各種コラボカフェやコラボイベントが精力的に行われるなど、第2期放送前の時点で人気にブーストを駆ける要素が満載で、秋アニメとして登場以降、順当に上位にランクインし続けている状況です。

 昨年の10月に6位、11月に1位、12月に2位、そして今年の1月に3位という結果で、4カ月連続でトップ10入りを果たしています。また第2期のラストは、第37話の「ひとりじゃない」と第38話の「終撃」が2話連続で放送される形となりました。この拡大版放送が話題を呼んだこともあり、最終話を迎えてもなお注目を集めているようです。

 第2期は物語としても、過酷なセレクションを生き残った35人の高校生たちが、U-20日本代表と試合をすることになる、熱い展開が描かれており、注目のシーズンでした。

 さらに第1期でオープニングテーマを手掛けた「UNISON SQUARE GARDEN」が第2期でも疾走感のあふれるオープニングテーマ「傍若のカリスマ」を担当し、1月4日時点で202万回以上の再生数を記録しています。鬼気迫るアニメーションはもちろん、第1期同様に音楽の力も作品の人気を後押ししている模様です。

●Amazonプライム1月の視聴ランキング:2位『アオのハコ』

 週刊少年ジャンプにて好評連載中の青春ラブストーリー『アオのハコ』。原作は三浦糀氏の漫画で、累計発行部数650万部を超えるヒット作です。秋アニメとして昨年10月から放送がスタート。今月初めてトップ10入りを果たし、第2位にランクインしました。

 1月2日から早くも2クール目の放送がスタートしており、部活と恋愛の新たな展開に注目が集まっています。物語は中高一貫のスポーツ強豪校に通う高校1年生男子・猪股大喜が、毎日朝練で一緒になる高校2年生の先輩・鹿野千夏に片思いをしているところから始まる、甘酸っぱさ全開のラブストーリーです。

 バドミントン部の大喜とバスケ部の千夏は部活こそ異なりますが、同じ体育館というハコの中で青春(アオ)を共有する仲。とはいえ特に目立つ要素の無い大喜と、雑誌に取り上げられるほど将来有望視されている千夏との間には、見えない壁がありました。しかし、ひょんなことからグッと2人の距離が近づき始め、さらに恋が恋を呼ぶように他のキャラクターも関わりながら、話は思わぬ方向へ転がっていきます。

 異なる部活に打ち込み、異なる恋愛観を持ち合わせた、高校生の繊細に揺れ動く感情を丁寧に表現した作品となっています。アニメシリーズは青春の瑞々しさが画面全体に表れているのも印象的で、飛び散る汗や夕日に照らされる髪、鮮やかな瞳の全てが光り輝いており、画面いっぱいに青春感があふれています。比較的ピュアな恋愛ものとして、鑑賞できるのは魅力の1つです。

 さらに音楽に力を入れているのも特徴で、Official髭男dismやEve、マカロニえんぴつ、TOMOOなど主に若い世代から絶大な人気を誇るアーティストを起用しており、作品の魅力を押し上げています。

●Amazonプライム1月の視聴ランキング:1位『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』

 『ブルーロック 第2期』や『アオのハコ』などの話題作を抑えて、見事1位に輝いたのは2023年に公開されて大ヒットを記録した『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』。原作はもちろん、TVアニメシリーズも好調、さらに劇場版の本作も公開当時、観客動員数が464万人を超え、興行収入は62.6億円という結果を残しています。あの傑作映画をもう一度見たいというファンの熱量も後押ししたのか、堂々の首位を獲得する格好となりました。

 Amazonプライムでの見放題配信は12月22日からスタートしたばかりという本作。作品の内容自体も「CODE:White」というだけあって、雪が舞う冬のシーズンに相性が良いもので、配信開始のタイミングが絶妙だったのもランキングを押し上げた要因と言えそうです。パートナーや家族と過ごすことの多い、クリスマスから年末年始のシーズンに見やすい1作であることは間違いないでしょう。

 ストーリーは、コードネーム「黄昏」ことロイド、コードネーム「いばら姫」ことヨル、人の心が読める超能力者アーニャ、そして未来予知能力を持つ番犬ボンドの3人+1匹のフォージャー一家を巡る、時にシリアス、時にトキメキ、時に笑える、ドタバタ劇が描かれます。

 本作の劇場版でも彼らの笑えて微笑ましい家族のやり取りと、シリアスなアクションシーンが用意されており、そのふり幅はまるでジェットコースターのようで、見終わった後には何かのアトラクションを体験し終えたかのような充足感が味わえるはずです。

 疑似家族を成立させている「梟(ストリクス)」のオペレーションは無事継続できるのか、家族旅行はどうなってしまうのか、まだ見ていない人はもちろん、映画館で見たという人も、奇想天外な家族旅行のてん末を、もう一度ぜひ確認してみてください。

●Amazonプライム1月の視聴ランキング:トップ10

10位:『レッド・ワン』

9位:『はたらく細胞』

8位:『PERFECT DAYS』

7位:ドラマ『【推しの子】』

6位:『オッペンハイマー』

5位:『ダンダダン』

4位:『すずめの戸締まり』

3位:『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』

2位:『アオのハコ』

1位:『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』

●Amazonプライム1月の視聴ランキング:見放題配信スタートの新作が続々ランクイン! やや中性的な作品が多い印象も

 2025年1月の視聴ランキングは、秋アニメの話題作と12月末から1月にかけて見放題配信スタートの作品がにらみ合うような結果となりました。放送開始以降、トップ10入りを続けてきた『ダンダダン』や『ブルーロック 第2期』などはすでに放送が終了している作品ですが、冬アニメとしてスタートしている作品がまだ少ないこともあり、先月から引き続き上位をキープしている模様です。

 そんな中2位の『アオのハコ』は放送開始以降、他の秋アニメを一気に追い抜く形で、初のトップ3入りを果たしました。日によっては1位にランクインするなど、非常に好調です。好調の理由として考えられるのは、他の話題となった秋アニメが1クールで終了している中、同作は1月2日から早くも2クール目に突入。冬アニメで放送開始している新作もまだ数が少なく、秋アニメ・冬アニメ含めて現状ではややライバルとなる作品が限られているという状況が追い風になっているのかもしれません。もちろん2クール目に入って、物語が盛り上がりを見せているのもランキングを押し上げている要因と言えるでしょう。

 また1位の『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』や4位の『すずめの戸締まり』など、見放題配信開始となって間もない作品も上位に入っています。劇場版『SPY×FAMILY』は12月22日から『すずめの戸締まり』は1月1日の元旦から配信がスタート。いずれも公開当時から興行的に成功したタイトルで、再び見たいという視聴者が多くいたものと考えられます。特に『SPY×FAMILY』は年齢問わず見やすく、家族団らんするクリスマスから年末年始のシーズンと相性が良い内容だったというのも、重要なポイントでしょう。

 あくまでも筆者の印象ではありますが、男性向けとも女性向けとも言い難い、やや中性的な作品が多いというのも今月の特徴かもしれません。2位の『アオのハコ』は少年ジャンプの作品ですが、『僕の心のヤバイやつ』のような少年向け恋愛作品特有の性的な妄想がかなり抑制されています。青春の瑞々しさにフォーカスされている印象があり、むしろ少女漫画風と言っても良いかもしれません。

 1位の『SPY×FAMILY』は男女年齢問わず見やすい家族もので、3位の『ブルーロック』は美形キャラが多いこともあり女性人気が高い反面、デスゲームものの魅力やシビアな展開は青年漫画的なリアリティがあり男女問わず支持されています。『すずめの戸締まり』も全体的にジブリ風味のする作風で、男女問わず見やすくデザインされています。

 『ダンダダン』は少年漫画的な性的妄想が多分にあるため、やや男性向けと言えますが、戦うヒロインなど女性キャラの活躍も目立つため、女性人気も高い作品。こうして見ると、ランキング全体を通してはっきり女性向け、男性向けと判別できるような作品が少ないような印象を受けました。

 さらに今月は、毎月ほぼ必ず3作品程度はランクインしている「異世界転生もの」が、1月4日時点で1作も入っていないというのも大きな特徴です。異世界転生ものの場合は「悪役令嬢もの」や「俺TUEEE系」、そして「ハーレムあるいは逆ハーレム」などの展開が多く用意されているため、男性向け・女性向けが比較的判別しやすくなっていますが、その異世界転生ものが少なかったことも、上記で述べたランキング全体の中性的なイメージを作り出している要因かもしれません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください