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空気清浄機の電気代ってどれくらい? 人気モデルの電気代を比較してみた

Fav-Log by ITmedia / 2025年2月1日 17時15分

Levoit(レボイト)「Core Mini 空気清浄機」(出典:Amazon)

 「空気清浄機」は、空気中のちりやほこり、花粉、ハウスダストなどを除去するための機器です。近年、さまざまなタイプが登場しているため、どれを買ったら良いのか迷うのではないでしょうか。そもそも、「空気清浄機って必要なの?」と思っている人もいるかもしれません。

 そこでこの記事では、空気清浄機の効果や選び方をお伝えし、さらに機種ごとのコストを比較してみました。空気清浄機の導入を考えている人は参考にしてみてください。

●空気清浄機って、どんな家電?

 空気清浄機は、ちりやほこり、花粉、ハウスダストなど、空気中に漂う微細な物質を除去し、室内の空気を清潔に保つための家電製品です。ウイルスや菌などの有害物質を軽減する効果も期待できます。機種によっては、室内のにおいを除去する消臭機能を備えているものもあります。

 空気清浄機が一般的になったのは1990年ごろで、花粉症対策としての需要が増えたことが背景にあるようです。

 近年は、空気清浄機に加湿機能を備えたもの、さらに加湿機能と除湿機能の両方を備えたものなども登場しています。

●空気清浄機の選び方 5つのチェックポイント

 たくさんある空気清浄機の中から、何を基準に選んだら良いのか迷うでしょう。そこで空気清浄機の選び方を5つのチェック項目にしてお伝えします。

1.適用床面積をチェック

 空気清浄機には、「適用床面積」という表示があります。これは、空気清浄機が30分間で空気を清浄できる畳数の目安を表しています。適用床面積が広ければ広いほど、パワフル&スピーディーに清浄できます。

 注意点は、使用する部屋の床面積と同じ「適用床面積」を選ぶと効果が弱いという点です。使用する部屋の2倍以上の「適用床面積」を選ぶのがおすすめです。部屋が10畳であれば20畳以上のモデルを選ぶと快適に使用できるでしょう。

2.機能面をチェック

 空気清浄機を導入する目的に合った機種を選びましょう。例えば、花粉症を軽減したいなら「花粉モード」が搭載されているモデル、タバコやペットのにおいが気になるなら「脱臭・消臭機能」が優れているモデルを選ぶなど、機能やスペックが目的に合っているか確認しましょう。

3.静かさをチェック

 空気清浄機は、基本的に24時間稼働させる家電です。そのため、就寝時などに音が気にならない機種を選ぶことは重要です。

 音の目安として、20~30dB(デシベル)程度の製品を選ぶとよいでしょう。機種によっては、運転音に配慮した「静音」や「就寝」モードが搭載されているタイプがあります。

4.お手入れのしやすさをチェック

 空気清浄機はフィルターを使って除去するため、定期的にフィルターを掃除する必要があります。また消耗品であるフィルターは、基本的に交換が必要です。そのため空気清浄機を選ぶ際には、メンテナンスのしやすさが重要になります。

 メンテナンスの回数を減らしたいなら、フィルターの寿命が長いものや自動で掃除してくれる機能が付いたものなどを選ぶとよいでしょう。

5.電気代をチェック

 先述したように、空気清浄機は24時間の稼働を基本としているため、1日中稼働させても電気代が少なくて済むものを選びたいですね。そこで次項では、人気モデルの電気代を比較してみます。

●人気モデルの電気代を比較

 ここでは、人気メーカーであるシャープ、ダイキン、パナソニック、Levoit(レボイト)、ブルーエアの適用床面積が近い機種で電気代を比較します。

シャープ 空気清浄機 FU-SK50(適用床面積 ~23畳)

・消費電力:50W(強)、13W(中)、1.8~3.3W(おやすみ)

・1時間あたりの電気代:1.6円(強)、0.4円(中)、0.06~0.1円(おやすみ)

・1日あたりの電気代:9.6円(「中」運転で24時間稼働させた場合)

ダイキン 空気清浄機 MC555A-W(適用床面積 ~25畳)

・消費電力:46W(ターボ)、15W(標準)、9W(弱)、6W(しずか)

・1時間あたりの電気代:1.43円(ターボ)、0.47円(標準)、0.28円(弱)、0.19円(しずか)

・1日あたりの電気代:11.28円(「標準」運転で24時間稼働させた場合)

パナソニック 空気清浄機 F-PXY60(適用床面積 ~27畳)

・消費電力:45W(強)、10W(中)、5W(静音)

・1時間あたりの電気代:1.4円(強)、0.31円(中)、0.16円(静音)

・1日あたりの電気代:7.44円(「中」運転で24時間稼働させた場合)

Levoit(レボイト) 空気清浄機 Core 300(適用床面積 ~20畳)

・消費電力:39W(強)、29W(中)、25W(弱)、14W(おやすみ)

・1時間あたりの電気代:1.21円(強)、0.9円(中)、0.78円(弱)、0.43円(おやすみ)

・1日あたりの電気代:21.6円(「中」運転で24時間稼働させた場合)

ブルーエア 空気清浄機 Blue Max 3250i(適用床面積 ~22畳)

・消費電力:2.5W~20W

・1時間あたりの電気代:0.08円~0.62円

・1日あたりの電気代:6.55円(「8.8W」運転で24時間稼働させた場合)

※電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会の「電力料金目安単価」31円/kWh(税込)で算出しています

 1日あたりの電気代は、運転モードにより大きく変わると思うので、ここでの試算はあくまでも目安です。平均して1日10円程度なので、年間にすると3000~4000円になります。

●空気清浄機のメリット・デメリット

 最後に、空気清浄機のメリット・デメリットをまとめます。

空気清浄機のメリット

 空気清浄機を使用すると、花粉やほこり、ハウスダストなどが除去でき、空気を清潔に保つことができます。また、花粉症やハウスダストによるアレルギー症状を和らげる効果も期待できます。さらに、ペットやタバコのにおいを除去できる製品も多いので、快適な生活空間を作り出すことができます。

空気清浄機のデメリット

 フィルターの掃除や交換など、メンテナンスの手間がかかります。メンテナンスを怠ると、性能が低下するだけでなく、フィルターに付着した細菌やカビが放出され、最悪健康被害が生じる恐れもあります。

 空気清浄機を正しく使用すれば、きれいな空気の中で快適に暮らすことができます。初期費用はかかりますが、電気代は比較的安く済む家電といえます。生活の質を高めるためのアイテムに加えてみるのもよいでしょう。

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