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10年前の「冷蔵庫」、買い替えるとどれくらい節約になる? FPが10年前と最新モデルの電気代を比較

Fav-Log by ITmedia / 2025年2月10日 9時55分

冷蔵庫の節約、意識してみませんか?(出典:photo-ac.com)

 「冷蔵庫」は、電気代がかかる家電の1つです。電気代が値上がりしている昨今、節電のための見直しをするなら、冷蔵庫に着目してみましょう。

 買ってから10年ほど経っている冷蔵庫は、買い替えによって大きく節電できるかもしれません。

 どのくらい違うのか、10年前の冷蔵庫と最新の冷蔵庫の電気代を比較してみました。また、買い替えるならどんな冷蔵庫を選んだら良いのか、買い替えのヒントもお伝えします。

●家庭の中で一番電力を消費する電化製品は?

 環境省の統計によると、家庭の中で最も多くの電力を消費する家電はエアコン(14.7%)、次いで冷蔵庫(14.3%)となっており、割合にそれほど差はありません。

 エアコンは、節電しようと思えば、使用時間を制限できるかもしれませんが、冷蔵庫は常に稼働させている電化製品のため、節電するのは難しいと思うでしょう。しかし使用している冷蔵庫が、購入してからだいぶ年月が経っている場合は、思い切って買い替えることで、電気代を大きく節約できる可能性があります。

●10年前の冷蔵庫と最新の冷蔵庫、電気代はどれくらい違う?

 環境省のサイトによると、2020年と2010年の冷蔵庫(定格内容積401L~450L)を比較した場合、年間の消費電力量が2010年と比べて約37~43%減ったという結果が出ています。年間の電気代にすると、約4740円~6090円の節約になります。

 このデータも4年前となるため、2014年と2024年の冷蔵庫を、筆者が容量ごとに比較してみます。比較には環境省の買換ナビゲーション「しんきゅうさん」を使用しました。

 どの容量の冷蔵庫でも、10年前よりも年間消費電力量が減っています。年間の電気代は、2000円~4000円程度節約できることが分かりました。

●冷蔵庫の大きさと電気代は比例しない

 先述の表を見て、何か面白いことに気づきませんか?

 冷蔵庫の容量が大きくなると電気代もその分高くなると思いがちですが、消費電力量は容量に比例していません。2014年製品を見てみると、消費電力量が一番多いのは301~350Lタイプであり、一番少ないのは、なんと一番大きい501~550Lタイプになっています。

 2024年製品では、消費電力量が一番多いのは301~350Lタイプであり、一番少ないのは401~450Lタイプとなっています。

 これは、大型の冷蔵庫の方がさまざまな省エネ機能を搭載できることや、ファミリー向けの大型製品は需要が高いため、年々省エネ性能の高いモデルに刷新されていくためと考えられます。

 冷蔵庫が小さければ電気代が安くなるわけではないので、家族の人数やライフスタイルに合わせたストック量などを考えて、適切な大きさの冷蔵庫を選びましょう。

 一般社団法人日本電機工業会による、家族の人数から求める冷蔵庫の目安容量は以下になります(参考:日本電機工業会)。

 設置スペースに余裕があれば、さらに50L程度容量を増やしてもよいでしょう。冷蔵庫の大きさ選びの参考にしてみてください。

●買い替えるなら「省エネラベル」をチェック!

 冷蔵庫を買い替えるとき、何を基準に選んだら良いのか迷うと思います。暮らしに合ったサイズ感が分かったら、次に省エネ性能に優れたものを選ぶようにしましょう。省エネ性能は「統一省エネラベル」で確認することができます。

 「A」の多段階評価点は、省エネ性能の高い順に5.1から1.0までの41段階で表示されます。パッと見て、星の数が多いほど省エネ性能に優れています。

 「B」は省エネ性マーク。緑マークが達成率100%以上、オレンジ色マークが達成率100%未満を表します。「D」はJIS規定に基づく1年間に消費する電力量です。

 そして「E」は、年間消費電力量を分かりやすく1年間の電気料金で表示しています。

 統一省エネラベルは、冷蔵庫本体や本体近くの見やすいところに表示してあります。星の数や目安電気料金などを参考に比較・検討するとよいでしょう。

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