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今みんなが見てるアニメはこれ! 「Amazonプライム視聴ランキング」3位は『ドラゴンボールDAIMA』2位は『ギルます』1位は…【2025年2月版】

Fav-Log by ITmedia / 2025年2月10日 8時52分

『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』(出典:Amazon)

 新旧問わず世界中のアニメや映画が視聴できる「Amazonプライム」。2月の視聴ランキングは『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』をはじめ、異世界転生およびファンタジーものが多数ランクインしている状況です。

 今回は「Amazonプライム2月の視聴ランキング(日本)」の上位3作品のアニメを紹介しつつ、ランキング結果の分析を行います。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。

本記事は、Amazon.co.jpのプライムビデオ視聴ランキング(2025年2月9日16:00現在)に基づいてランキングを集計しています

●Amazonプライム2月の視聴ランキング:3位『ドラゴンボールDAIMA』

 累計発行部数約2億6000万部を超え、今もなお世界中で愛されている伝説的漫画『ドラゴンボール』の完全最新アニメシリーズ『ドラゴンボールDAIMA』。10月の放送開始から初のトップ3入りを果たしました。

 原作漫画では見られなかったベジータのスーパーサイヤ人3の姿が話題を呼んだり、さらにクライマックス突入をアナウンスする予告がアップされたりと、2月28日の最終回へ向けて現在注目度が上がっている状況です。

 ストーリーとしては、大魔界の王・ゴマーの悪だくみで、悟空やベジータを含む魔人ブウとの戦いに関わった戦士が小さくなってしまうという展開から始まります。仲間を助け、体を元に戻すため、宇宙船(作中では「飛行機」と呼称)で大魔界を冒険する物語です。

 魔人ブウ編でダーブラの登場と共に現れた謎の設定「暗黒大魔界」は一体なんなのか……これまでほとんど触れられることのなかった『ドラゴンボール』の真相に迫るシリーズとなっています。原作はもちろんストーリー、キャラクターデザインのほか、大魔界やガジェットのデザインなどに原作者・鳥山明先生が深くかかわっており、独特な世界観が楽しめるのも魅力の1つです。

 子供の姿に戻ってしまうという設定自体は『ドラゴンボールGT』を彷彿とさせるところがありますし、如意棒を使って戦う悟空の姿で無印の『ドラゴンボール』を思い出す人も多いかもしれません。賛否両論が飛び交う本シリーズですが、今までと似ているようで少し違う、不思議な世界を旅する悟空たちの活躍をぜひ一度見てみてください。

●Amazonプライム2月の視聴ランキング:2位『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』

 ギルドの受付嬢が実は最強というエキセントリックな設定の異世界アニメ『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』が2位にランクイン。原作は第27回電撃小説大賞の金賞を受賞したライトノベルです。

 異世界ファンタジーと言えば、勇者やハンターがモンスターをどんどん倒していく作品をイメージするかもしれません。しかし本作の主人公は残業したくないことを願う一見普通の受付嬢。冒険に出たり戦ったりするのを好まず、安定安全定時で帰れる穏やかで丁寧な暮らしに憧れる、まるで現実に生きる我々のようなメンタリティーの女の子です。

 公務だから収入は安定しているし、福利厚生や終身雇用まで保証されている最高の仕事として紹介されるギルドの受付嬢。転職が当たり前になりつつある現代日本に生きている我々としては、なんともうらやましい仕事です。

 しかし現実と同じく主人公アリナ・クローバーの生きる世界の仕事にも、理想とは違う部分はあるようで、その最たる例が残業……。ダンジョン攻略が滞るとカウンターは大混雑。厄介な客への対応、厄介な雑務の数々で、いつの間にか定時をとっくに過ぎていることも。主人公アリナはなんだか共感せざるを得ないような環境に置かれているのです。

 こんな残業地獄はもう嫌だと、アリナは立ち上がり、諸悪の根源であるダンジョン攻略へ単身向かいます。誰も倒すことができなかったモンスターをアリナは、大槌(ウォーハンマー)で瞬く間に討伐。それもそのはず、アリナは街では「処刑人」という通り名で知られる謎の凄腕冒険者だったのです。

 しかしギルドの受付嬢は副業禁止の仕事。バレたらクビにされてしまうと怯えていたら、実は素顔を見られていて……。アリナは安定の公務員ライフを維持できるのか、妙に共感してしまう異色のファンタジーが始まります。

●Amazonプライム2月の視聴ランキング:1位『薬屋のひとりごと』

 『ドラゴンボールDAIMA』や『ギルます』を抑えて、見事1位に輝いたのは、中華風のとある大国を舞台に、薬師の少女が活躍する一風変わったミステリー作品『薬屋のひとりごと』Season2。Season1の放送当初から高い人気を獲得していた本作。まさしくファン待望の最新シリーズが始まったということで、冬アニメとして登場以降、一気にランキングを駆け上がり首位を獲得する格好となりました。

 街で薬師をしていた少女・猫猫(マオマオ)がとある事情により後宮で毒見役に任命され、陰謀渦巻く後宮で起こる事件に、その類まれな推理力と薬学知識などを駆使して、立ち向かっていく物語です。登場する薬学知識の細かさはSeason2でも健在で、独特な発想と共に語られる含蓄のある説明はやはり魅力的です。

 薬学のみならず、服や水路の構造など、作中で登場するものには何らかの合理的な意味が与えられており、極めて説得力のあるフィクション世界が構築されています。Season2では隊商(キャラバン)が訪れることで、またもや後宮で不穏な動きが見られるようになり、猫猫の推理がさらに冴えわたります。

 後宮のデザインや中華風の衣装、身に着ける装飾品、髪型など細部へのこだわりが強く、どこを切っても画面映えする美的センスの高さも人気を支えているポイントと言えます。

 『薬屋のひとりごと』と言えばSeason1の時から音楽に力を入れており、緑黄色社会「花になって」は2025年2月時点で約1600万回という驚異的な再生数を記録。Season2のオープニングテーマ幾田りら氏の「百花繚乱」も公開されて間もないですが、すでに約360万回再生されており、高い評価を集めています。物語や画作り、音楽のどれをとっても良質で、Season2も見逃せない作品に仕上がっています。

●Amazonプライム2月の視聴ランキング:トップ10

10位:『アオのハコ』

9位:『アラフォー男の異世界通販』

8位:『悪役令嬢転生おじさん』

7位:『八犬伝』

6位:『SAKAMOTO DAYS』

5位:『Dr.STONE』

4位:『俺だけレベルアップな件』

3位:『ドラゴンボールDAIMA』

2位:『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』

1位:『薬屋のひとりごと』

●Amazonプライム2月の視聴ランキング:異世界転生およびファンタジー作品が躍進! 転生作品は“おじさん”のものになりつつあるのかも?

 2025年2月の視聴ランキングは、しばらく低調だった異世界転生ものやファンタジーものが上位に多数入る結果となりました。異世界転生ものとしては、2位の『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』、4位の『俺だけレベルアップな件』、8位の『悪役令嬢転生おじさん』、9位の『アラフォー男の異世界通販』の4作品がランクイン。8位と9位に“おじさん”を主人公としたコンテンツが並んでいるのは、少し面白いポイントかもしれません。

 昨今は若者が転生する話よりも『転生したらスライムだった件』や『片田舎のおっさん、剣聖になる』など、中年男性を主人公とした作品が多く見られ、視聴者の年齢層が上がっていることが予想されます。3位の『ドラゴンボールDAIMA』も子供に若返って異世界を旅するという構造を取っているため、形としては上記の作品群とつながるところがあります。

 依然としてジャンプ原作のアニメの勢いは強く、3位の『ドラゴンボールDAIMA』、5位の『Dr.STONE』、6位の『SAKAMOTO DAYS』、10位の『アオのハコ』の4作品がランクイン。Season2を迎える1位の『薬屋のひとりごと』をはじめ、同じくSeason2の『俺だけレベルアップな件』、第4期の『Dr.STONE』など一定のファン層に支えられているシリーズものは3作品がトップ10入りを果たしている状況です。

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