市場拡大を見据え、ローカル5G関連の展示が急増した「CEATEC 2020 ONLINE」

ITmedia Mobile / 2020年10月29日 11時19分

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2020年はオンラインでの開催となったCEATEC。携帯大手の出展がなかった一方、ローカル5Gに関する取り組みをアピールする企業が増加していた

 新型コロナウイルスの影響で、2020年はオンラインでの開催となったCEATEC。今回は携帯大手の出展がなかったこともあり、ローカル5Gやそれに関連したデバイス、ソリューションなどの展示が目立っていた。主要企業の5Gやローカル5Gに関する取り組みを確認してみよう。

●ローカル5Gは垂直統合型ソリューションに注力

 国内のIT・エレクトロニクスの見本市イベントとしては最大規模となる「CEATEC」。だが2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、「CEATEC 2020 ONLINE」としてオンラインでの開催となった。

 CEATECは近年、法人向けのデバイスやサービスが主体のイベントへとかじを切っていることから、2020年は商用サービスを開始したばかりの5Gに関する、産業用途への活用に向けた取り組みが注目されている。だが今回は携帯大手の出展がなかったこともあり、必然的に目立ったのがローカル5Gに関する取り組みの数々である。

 2019年末に28GHz帯の免許割り当てが実施されたことを受け、多くの企業が参入を打ち出しているローカル5Gは産業界から強い期待を集めている。だが実際に企業が導入するとなると、免許の取得やネットワークの保守・運用など無線通信特有の複雑さ、基地局や端末のコストが高いこと、さらには具体的なユースケースが少なく、業務効率にどこまでつながるのかが分からないことなど、課題が非常に多いのも事実だ。

 そうしたことからローカル5G関連のソリューションに力を入れている企業の多くは、プロダクトの企画段階から顧客と一緒に検討を進め、デバイス調達からクラウドやネットワークの構築、保守・運用に至るまで全てを請け負う、垂直統合型のソリューションとして提供することに力を入れているようだ。

 また具体的なユースケースの創出に向けても、幾つかの企業が力を入れていることをアピールしている。例えば富士通は、パートナー企業とローカル5Gを活用したソリューションを創出する「ローカル5Gパートナーシッププログラム」を展開、ローカル5Gの実証ができる「FUJITSUコラボレーションラボ」を活用しての具体的なユースケース開拓を進めているという。

●FCNTは端末投入を積極化、ローカル5Gを新たな事業の柱に

 今回のCEATECでも、ひときわローカル5Gに力を入れているのが、スマートフォンメーカーとして知られる富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)だ。同社はスマートフォンで培ったセンシングや5Gなどさまざまな技術を生かし、企業向けのローカル5Gビジネスを新たな主力事業にするべく積極的な取り組みをアピールしている。

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