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スマホ複数台持ちの筆者が「一部のスマホにロックを掛けない」理由

ITmedia Mobile / 2024年2月12日 6時5分

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筆者のXアカウント。1万人を超えるフォロワーに対して自身の安否を知らせることが責務だと考える

 スマートフォンの運用方法は人それぞれだと思うが、筆者は手持ちのスマートフォンのうち、何台かは画面のロックをかけない状態で利用している。「セキュリティ意識が低い」「もしもの際に悪用されるのではないか」といった意見や指摘も多いと思うが、今回はこの理由について解説したい。

●第三者がオンラインコミュニティーで“生存報告”できるようにしている

 筆者が保有する一部のスマートフォンに対して、ロックをかけない状態にしている理由は、利用者である筆者が死亡などした場合、SNSをはじめとしたオンラインコミュニティーにその現状を第三者が発信できるようにしているためだ。

 このようにしているきっかけは、SNS上で同じ趣味を持つ仲間が、事故によって大けがを負った出来事があったからだ。当人は負傷して1カ月以上入院していたことでSNSの更新も止まり、LINEは既読すらつかない。情報を得られないわれわれからしたら「失踪したのでは?」「安否は大丈夫なのか?」という不安が先行した。

 後に当人の家族に聞いたところ、本人のスマートフォンには安否を気遣うメッセージが届いていたことは把握していたが、ロックが掛かっていた。本人も集中治療室にて治療を受けていたこともあって、返信することができなかったという。後に「あのときは心配をかけた」と本人やその家族に幾度も言われたことから、筆者としても万一の際に「第三者が何か情報を発信できる術」を残すのは大切だと感じたのだ。

 筆者の場合は、X(旧Twitter)と個人アカウントのGoogle フォト、Google ドライブについては、画面ロックをかけていない端末でも利用できるようにしている。これはSNSにて近況を発信できるのと同時に、万一死亡した場合はフォトギャラリーが実質的な故人のアルバム、クラウドストレージがデジタル遺産の保存先として機能するようにしたためだ。

 仮に筆者が死亡した場合、家族や親戚などが筆者のスマートフォンに触れることが想定される。その際に「画面にロック」がかかっているとその端末の情報、故人の情報にはアクセスできなくなってしまう。著名なアーティストやタレントのように本人+所属事務所のマネジャーなどが共同で運用しているアカウントであれば、仮に本人に訃報があったとしても、その情報を適切な時期に発信することができる。ただ、多くの一般の方はそうはいかないだろう。

 その際に1台はパスコードなしで個人のSNSアカウントにアクセスできるような端末があれば、SNS上のコミュニティーに向けて本人の状態を家族や親戚、友人が容易に発信することができる。ゲームのアカウントを入れておけば、アカウントのプロフィールに一言残すこともできる。ギャラリーがクラウドサービスで共有されていれば「故人が残した写真や動画が見られない」といった悲劇も回避できる。必要となれば故人の著作物にもアクセスできるようにしておくと、残された家族のためにもなるはずだ。

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