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LINEMOの新料金プランに「10GBまで」を加えた理由 20GBは値上げだが「ほとんどのお客さんには値下げになる」

ITmedia Mobile / 2024年6月6日 17時24分

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MNOでは「10GB以下最安」をうたうLINEMOの新料金プラン「ベストプラン」

 ソフトバンクが、オンライン専用ブランド「LINEMO」の新料金プランを7月下旬以降に提供する。

 「LINEMOベストプラン」と「LINEMOベストプランV」の2つを用意し、いずれも2段階制になっているのが特徴だ。前者のベストプランは低容量のユーザーを対象にしており、0~3GBが月額990円(税込み、以下同)、10GBまでが月額2090円となる。後者のベストプランVは中容量のユーザーを対象にしており、0~20GBが月額2970円、30GBまでが月額3960円となる。

 LINEMOベストプランには通話定額は付かないが、LINEMOベストプランVには5分かけ放題が付いている。国内通話かけ放題は、ベストプランは月額1650円だが、ベストプランV向けには月額1100円の「通話定額 for LINEMOベストプランV」を提供する。

 月額990円で3GBの「ミニプラン」と、月額2728円で20GBの「スマホプラン」は、新料金プランの提供に合わせて新規受付を停止するため、今後はミニプランがLINEMOベストプラン、スマホプランがLINEMOベストプランVに切り替わる形となる。

●データ容量3GBを超過するユーザーが増えている

 LINEMOベストプランを10GBまでの段階制とした理由について、ソフトバンク 専務執行役員 コンシューマ事業推進統括の寺尾洋幸氏は、ミニプラン加入者の3GBを超過する割合が年々増加していることを挙げる。月間データ超過の割合は、2021年7月時点では17%だったところ、2024年4月は34%に上がっている。

 「3GBを超えて追加でデータを購入するか我慢するか。満足いただけないと解約が増えるので、ここを見直したい」と寺尾氏は話す。MM総研が2024年1月に実施した調査によると、スマホユーザーの月間データ使用量は、4人に3人が10GB以下という結果も出ていることもあり、「10GB」まで使うユーザーに対してお得なプランにするのがいいと考えた。

 10GBまで月額2090円という料金は、MNOが提供している10GB以下の料金プランの割引前価格で「最安」をうたう。「キャリアと比べても競争力のある料金で、複雑な条件はない」と寺尾氏は自信を見せる。

 データ容量が10GB以下のユーザーは「価格コンシャス」な人が多いため、通話定額はあえて付けず、LINEMOベストプランの最低料金はミニプランの990円から据え置きとした。

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