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KDDIの「Google メッセージ」採用で「+メッセージ」はどうなる? iOS 18のRCS対応も追い風に

ITmedia Mobile / 2024年6月12日 15時52分

 なお、第4のキャリアとして登場した楽天モバイルでは+メッセージは利用できません。楽天モバイルでは「Rakuten Link」で独自にRCSを展開していますが、利用できるのは楽天モバイルユーザー同士に限られます。

●Google メッセージでRCSを使う方法 独自機能も実装

 ちなみに、日本国内でもGoogle メッセージでのRCSは以前から利用可能でした。今回発表があったKDDIだけでなく、ドコモやソフトバンクなどでも利用できます。ただし、実際にRCSでやりとりするには、メッセージの送信先もGoogle メッセージでRCSが利用できることが条件です。

 そんなGoogle メッセージですが、使い勝手としては従来のメッセージアプリと大きく変わりません。メッセージに対して絵文字でリアクションを返すことも可能です。またGoogle メッセージ特有の機能として、写真を絵文字のように使える「フォト文字」もあります。

 また、チャット相手の吹き出しの色、というかチャット全体のテーマカラーも変更が可能です。AppleのiMessageでは、たびたびグリーンラベル問題(iMessage同士では青の吹き出し、SMS/MMSでは緑の吹き出しになる問題)が取り沙汰されますが、そうした問題もありません。ちなみに、色を変更した場合、チャット相手の画面でも色が変わります。

 なお、Google メッセージと+メッセージはSMSでは併用することができず、デフォルトアプリとしてどちらか片方を選ぶことになります。一方、RCSとしては個別に利用できます。デフォルトのSMSアプリにGoogle メッセージを選択した場合でも、+メッセージアプリを使えば、+メッセージユーザーとRCSのやりとりは可能です。+メッセージとGoogle メッセージのユーザー間ではRCSでのやりとりができませんが、SMSでのやりとりは可能です。

【更新:2024年6月12日20時00分 Google メッセージと+メッセージを併用できないのはSMSのみのため、一部加筆修正いたしました。】

●iOS 18でAppleもRCSを採用 +メッセージはどうなる?

 また、現状、AppleのiMessageはRCSをサポートしていないので、AndroidとiPhone間でRCSのやりとりを行うには+メッセージが必須となります。ただ、Appleは2024年空きにリリースするiOS 18でRCSをサポートすることを表明しているので、今後Google メッセージとiMessageでRCSのやりとりが可能になるでしょう。

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