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新しい「iPad Pro」を手にして分かったeSIMのメリットと課題 iPhoneのeSIMオンリーは時期尚早か

ITmedia Mobile / 2024年6月14日 11時20分

 これまで筆者が使っていたiPad Pro(第4世代)の12.9型はLTE対応なので、「au Nano ICカード 04/04 LE」のSIMを挿入できる。そして、今回、新たに購入したiPad Proの13型は5G SAと5G NSAという通信規格に対応し、物理SIMではなくeSIMのみを利用できる。この情報はSIM(SIMカード/eSIM)の中の「動作確認端末一覧」にて確認できるので、事前に調べておくとよい。

My auで行う場合

 My auから手続きを行う場合は、My auにログインした後、「eSIM再発行手続きサイト」から再発行後に利用する端末の「契約回線種別」を選択し、「次へ」をタップする。次に希望する料金プランと通話オプションを選択し、「同意して次に進む」をタップする。次の画面で契約内容を確認した後、「eSIM再発行を申し込む」をタップすると、再発行手続きが完了する。

 この後、KDDIが発行したプロファイルを新しいiPad Proにダウンロードし、開通作業を完了させる必要がある。プロファイルはeSIMに対応したサービスを利用するための契約回線、電話番号といった加入者情報が書き込まれたもので、これを端末側にダウンロードしなければ通信ができない。そのため、ほとんどのキャリアがこのプロファイルをインストールするためのQRコードを用意しているが、スマートフォン以外のデバイスがなければQRコードを表示して、それをスマートフォンで読み込むことができない。

auショップで行う場合

 eSIMの手続きに不安を覚えるなどの理由でためらう人は、面倒だがauショップへ出向けば、サポートを受けられる。

 まずは店舗へ出向き、店舗スタッフに「iPad Proで使うeSIMを発行したい」と伝える。店舗では重要事項の説明を受け、契約前の確認事項を店頭のタブレットで確認してから、eSIMの発行手続きへ推移する。

 My auと大きく異なるのは、利用者自身でMy auから手続きせず、店舗スタッフが利用者情報を確認した上で、プロファイルを発行すること。店舗スタッフは契約者本人かどうかや利用する端末の確認を対面で行うため、店頭での手続きを希望する際は本人確認書類と利用予定のeSIM対応端末を持参しよう。

 店舗スタッフがプロファイルを発行したら、利用者自身が持参したeSIM対応端末を店舗スタッフの指示に従い操作する。プロファイルを読み込ませる手順はMy auの場合と同じだ。

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