1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

“完全ワイヤレスイヤフォン”を外出先で使わなくなった理由

ITmedia Mobile / 2024年6月16日 10時5分

 完全ワイヤレスイヤフォンの紛失については、JR東日本が2020年に落とし物として完全ワイヤレスイヤフォンが多いと発表していた。それによれば、7月から9月にかけて完全ワイヤレスイヤフォンがJR駅の線路内に落下した件数がは約78駅で約950件もあったという。線路内への落とし物は、場合によっては探すのに時間を要し、電車の大幅な遅延などにつながってしまう。

●なくしやすいイヤフォン、保証サービスの対象外になるケースも

 完全ワイヤレスイヤフォンが嫌になった理由は、単に耳の形に合わず紛失しやすくなる、という理由だけでなく、交換品のために追加料金を支払う必要がある他、メーカーによっては紛失の保証サービスがない場合があるからだ。

 ちなみに、AirPodsの紛失時には保証を受けられる。Apple Careのサービスページには「AirPods本体や充電ケースを紛失した場合は交換品をご購入いただけます。AirPodsの左右いずれか片方や充電ケースのみのご購入も可能です。お届けする交換品は新品です」とある。ただし、料金は機種によって異なるので、事前に調べておいた方がよい。

 ソニーの完全ワイヤレスイヤフォンにも紛失時の保証サービスはある。「ヘッドホン ケアプランワイド」というサービスに含まれる、「紛失あんしんサービス」がそれに該当する。ただし、サービスのページには「片方のヘッドセットをなくした場合のみが対象です。両方の紛失・クレードルの紛失はサービスの対象外です」とあるため、左右両方のイヤフォンまたはケースを紛失した場合は文字通りサービスの対象とはならない。紛失してしまった機種と同じ機種を使い続けたい場合は、新しい製品を買い直すハメになる。

●コスパのよさでソニーの「WI-C100」を選ぶ

 この他にも、ネックバンド型のワイヤレスイヤフォンを選ぶ決め手になったことがある。それはコストパフォーマンスだ。例えば、ソニーの「WI-C100」という型番の製品は10分の充電で1時間程度使用でき、最大25時間再生できる。さらに、圧縮音源の高音域をクリアに再現できる「DSEE」という技術や、音の定位を再現する「360 Reality Audio」という技術に対応しつつも、税込み5000円を切る価格となっている。

 完全ワイヤレスイヤフォンで機能性や音質を求めると、最低でも数万円はする。だからといってネックバンド型のワイヤレスイヤフォンが必ずお得だとは断言できないが、耳から落ちないことや低価格でも長時間の電池持ちをうたうイヤフォンを探しているなら、自分はWI-C100をおすすめしたい。

 WI-C100を実際に使っているが、いまのところ大きな不満はない。「AirPods Pro」「WF1000」「BOSE」などに比べると、音の解像感や音場の再現性は劣ってしまうが、WI-C100は低音域から高音域にかけてクリアな音質で、極端に低音域が聞こえるなどの偏りもない。外でほとんど真剣に音楽を聴かないため、落ちづらく聞こえればよい、という考えならこれを選んで間違いなし。

 WI-C100 に1点だけ注文をつけるとすれば、イヤフォンにマグネットを付けてほしいことくらい。落ちづらさを求めて買ったはいいが、左右のイヤフォンをマグネットで固定できないため、かがんだり体勢を変えたりすると、服から滑り落ちてしまいそうになる。すぐに落ちることはないので、シビアに考えなくてもよいだろうが、もう一工夫ほしいところ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください