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京セラのスマホは法人メインも「TORQUE」は継続 「コンシューマー向けはスペック競争とコスト要求が激しい」

ITmedia Mobile / 2024年6月18日 23時6分

●法人向けスマホとタブレットの新製品「DIGNO SX4」「DIGNO Tab2 5G」

 6月18日にはスマートフォン「DIGNO SX4」とタブレット「DIGNO Tab2 5G」を発表した。バーコードリーダーや決済端末、トランシーバーといった専用機を置き換えるAndroidデバイスだ。

 DIGNO SX4シリーズは法人向けの標準モデルで、5G対応の「DIGNO SX4」と、Wi-Fiモデルの「DIGNO SX4 Wi-Fi」を用意。いずれも2024年10月以降に発売する。タッチ決済の読み取りリーダー端末としての利用も想定し、本体天面の広い範囲でNFCカードを認識できるように設計している。

 このスマホでは内部構造に工夫を施している。長期使用に耐えうるように端末内部の構造に難燃性の高い素材を採用。安全層を設けることで耐久性を高めている。

 また、予防保全のために端末の落下を検出する機能も搭載。ダメージの累積による機能低下の影響を予測し、自己診断アプリで端末の故障を把握できるようにしている。

 DIGNO Tab2 5Gは法人向けのタブレットで、KDDIから2024年秋以降に発売する。NFCリーダーを前面に配置して、画面にカードを当てるだけでマイナンバーカードやタッチ決済の認証を行えるようにした。訪問看護での看護師向け端末や、出張販売でのPOS兼決済端末としての利用を想定しているという。

●医療向けの4つのソリューション

 説明会では医療機関での利用を想定した4つのソリューションも紹介した。具体的には持参薬確認、食事摂取量の記録、離床センサー、歩行分析というソリューションだ。

 持参薬確認は、入院患者が持参した薬剤師が確認する作業だ。薬はリフィルに入っている場合と一包化されている(服用時毎に分けられている)場合がある。京セラが開発しているソリューションは、AIが処方薬の種類を分析することで、薬剤師の業務を省力化するという内容だ。2027年までの商用化を目指すとしている。

 食事摂取量の記録は、入院患者がどのくらい食事を食べたのかを記録する作業だ。京セラは食事の皿をAIで認識して、食事の量がどのくらい減ったのかを判定する仕組みを開発している。

 離床センサーは入院患者がベッドから転落したり、徘徊したりするのを検知する仕組みだ。京セラはミリ波センサーを離床センサーとして使って、精度の高い検知とプライバシー保護を両立させる仕組みを開発している。

 歩行分析は、独自トラッキングデバイスを開発している。理学療法士が患者のリハビリを行う際に、足元の動きを確認できるようなサービスの提供を目指している。

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