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なぜスマホ型? 3D撮影できるAndroidデバイス「XREAL Beam Pro」投入の狙い 唯一無二のコスパも訴求

ITmedia Mobile / 2024年6月19日 19時41分

なぜスマホ型? 3D撮影できるAndroidデバイス「XREAL Beam Pro」投入の狙い 唯一無二のコスパも訴求

「XREAL Beam Pro」と「XREAL Air 2 Pro」

 XREALは6月19日、スマートグラスの「XREAL Air 2」「Air 2 Pro」のコントロールデバイスとして「XREAL Beam Pro」を発表した。8月6日から随時発送する。背面のカメラで撮影した3D映像/写真をAirシリーズでそのまま楽しめる。価格は6GB+128GBモデルで3万2980円(税込み、以下同)、8GB+256GBモデルで3万9980円となっている。

 「RED° TOKYO TOWER(レッドトーキョータワー)」(東京・港区)で同日に開催した発表会には、日本XREALでプロダクトマネージャーを務める高天夫氏が登壇し、製品の概要を語った。

●XREAL Beam Proはスマホライクに使えるカメラ付きのコントロールデバイス

 冒頭でも触れた通り、Beam ProはスマートグラスXREAL Airシリーズのコントローラーとして機能し、背面のカメラで撮影した映像と画像をXREAL Airシリーズで楽しめるのが大きな特徴。主にコントローラーとして機能する先代の「XREAL Beam」とは大きく異なり、撮影から視聴体験に即時誘導するようなデバイスだ。

 背面に50万画素のデュアルカメラを搭載し、「この2つのカメラで同時に撮影した画像を重ねることで、立体的に表示できる」(高氏)としている。60fpsのハイフレームや30fpsの手ブレ補正に対応し、同社が扱うスマートグラスに最適化された立体的な動画や写真を撮影できる。

 2つのカメラの間の距離を「人間の目の間隔に近づけた」(高氏)こともポイントだという。iPhoneのProシリーズをはじめとするスマートフォンのカメラは19mmや23mmなど短い狭いことから、立体的な映像を撮影できたとしても不自然さがあるという。それに対し、人間の目の瞳孔間距離(IPD)と近いBeam Proでは「より自然な奥行きや立体感を再現できる」(高氏)としている。

 見た目はスマートフォンと変わらず板形状だが、Android 14をベースとする「nebulaOS」もプリインストールするため、背面のカメラで撮影した映像と画像の確認だけでなく、Google Playで配信されているアプリをインストールして、XREAL Airシリーズの仮想空間上でマルチタスクをこなすことも可能だ。

 文字入力はワイヤレス(Bluetooth)接続に対応するマウス、キーボードでも可能だが、Beam Proのディスプレイに表示されたキーボードを操作しての入力も可能となっている。

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