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なぜスマホ型? 3D撮影できるAndroidデバイス「XREAL Beam Pro」投入の狙い 唯一無二のコスパも訴求

ITmedia Mobile / 2024年6月19日 19時41分

●これほどまでにコストパフォーマンスのよい製品は市場にない

 Beam Proの大きな特徴は先述の通り、立体的な映像を背面のカメラで撮影できることだが、撮影した動画などをスマートグラスで楽しむことは、スマートフォンとの組み合わせでもできる。

 ではなぜXREALはBeam Proを市場に投入したのだろうか。高氏は「他のどのスマートグラスのメーカー製品も基本的にはこれまでのXREAL製品と同じようにスマートフォンとの組み合わせて使う」が、コントロールデバイスにOSが入り、立体的な動画を撮影でき、かつ「これほどまでにコストパフォーマンスのよい製品は市場にない」(高氏)としている。

 高氏はこれがBeam Proの優位性であることを強調し、スマートフォンとケーブルで接続したスマートグラスにただミラーリング(映像/画像を出力)するだけにとどまらない使い方ができることをアピールした。

 加えて、Beam Proによりスマートグラスが抱える、ある問題も解決できる、と自信を見せる。それはコンテンツが少ないことだ。

 「スマートグラスを手にしたはよいが、内容(それで楽しめるコンテンツ)がないこと、買った後に体験できることがほとんどないこと……などの問題を一気に解決できる」(高氏)

 そのため、Beam Proはいわゆる素のAndroidではないOSをプリインストールしつつも、「Google Mobile Service(GMS)認証を取得している」ため、「Netflix」「Amazon プライム」などをはじめとするスマートフォン向けの動画配信サービスにも対応している。

 ちなみに、Beam ProでインストールしたアプリはXREAL Airシリーズにミラーリングできる。「2つのアプリを同時に起動できる」(高氏)ため、例えばライブの配信動画を見ながら、その隣でTwitterを閲覧したり、片方にゲームプレイ画面を表示させつつ、空いたもう片方のスペースに攻略動画を表示したりできる。

●日本ではWi-Fiモデルのみ 海外には5Gモデルが存在

 XREALが日本市場に投入するBeam ProはWi-Fiモデルのみで、SNSやクラウドストレージサービスなどインターネットにつながることが前提のアプリを利用するにはWi-Fi(無線LAN)への接続が必須となる。

 見た目はスマートフォンとはいえ、Wi-Fi環境がなければカメラ機能くらいしか利用できないとのことだ。海外では5G対応のモデルが存在しているが、高氏は「6月19日時点において日本国内での発売はない」としつつも、「今後予定しているが、時期は未定」と述べた。

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