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「Apple Vision Pro」に約60万円の価値はあるのか? 約4カ月間使って“後悔しなかった”理由

ITmedia Mobile / 2024年6月27日 6時5分

 基本的には画面上の押したいボタンを注視して、指でポンとはじくという動作を繰り返していく。この一連の操作が実に未来的で、全く新しいUIにほれぼれするのだ。

 ただ、もちろん、本来起動したいアプリではないアイコンを見ているときに指をはじいてしまい、別のアプリが起動してしまう、という操作ミスもたびたび発生する。とはいえ、このあたりはかなり慣れてくれば、そうしたミスも減っていくことになる。

 実際にApple Vision Proでよく使っているのが、MacBook Proとの接続だ。Apple Vision Proで手元にあるMacBook Proを見ると、2つのデバイスを連携することが可能となり、MacBook Proに表示している内容を、目の前の空間上に浮かび上がらせることができるようになる。

 例えば、自宅の狭い部屋や、出先のシェアオフィスや電話ボックス大のワークスペースなど、モニターがないような場所でも、Apple Vision Proがあれば、40型近い大きさに表示して、メールやWebでの調べ物、プレゼン資料の作成が可能となる。

●映画やスポーツ中継の視聴も楽しんでいる

 他によく使っているのが映画やスポーツ中継の視聴だ。Apple Vision Proを装着すれば、目の前に大画面が浮かび上がるので、大迫力で映像を楽しめる。

 個人的にはモータースポーツが大好きで特にF1はかならず見ているのだが、Apple Vision Proによって、メインの画面だけでなく、オンボードカメラや順位表などをまとめて見られるチャンネルを大画面にして楽しんでいる。

 ただ、本来であれば、スポーツ中継をしているDAZNがiPad向けアプリをApple Vision Proにも解放してくれればいいのが、なぜかそうした対応をしてくれていない。そのため、WebブラウザからDAZNにつないで視聴している。このあたりの煩わしさが解消してくれるといいのだが。

●英語のみ対応がネックも、VisionOS 1.2で待望の日本語に対応

 実際のところ、2月2日に購入してから6月までの間は、VisionOSが英語のみの対応、さらにはApp Storeも米国版のみしか使えないということで、Apple Vision Proも積極的に活用しているわけではなかった。

 英語のみとなると、仕事で活用したくても、メールの返事も英語でしか書けないため、実用性がかなり低かったのだ。そのため、「MacBook Proと接続する」あるいは「映画やスポーツを大画面で見る」程度しか使えなかったのだ。

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